披露宴
朝、四ッ谷駅で人と会う。駅ビルにはポールと言うパン屋があり9時からやっている。9時半から11時までお話をして分かれ、品川プリンスへ中高同級生の結婚式に向かう。同級生だから50歳だけれど。バツ一ではない。彼はW大の建築を出て某ゼネコンの現場に務め現在は営業。新婦は某商社にお勤め。品川グランドプリンスという少し奥まったホテルでの披露宴。今時ホテルか?と少しビックリ。よしんばホテルとしても高貴な彼のお家からすれば大倉か帝国だろうに何故ここ?と不思議に感じていたら新郎来賓のあいさつで謎が解けた。新郎はこのホテルの改修の仕事を営業マンとしてまとめたのだそうだ。やはり50ともなると気を使うんだ。会社の上司がどっと来られているのにも気遣いを感じた。大型ホテルの大きな宴会場の結婚式なんて10年以上はご無沙汰だし、新郎新婦の上司による企業宣伝ぎりぎりのスピーチを聞くのも久しぶりである。タイムスリップしたような感じだが、そう思うのは浮世離れした大学の教員などしている自分だけだろうか?僕が結婚した時会社の人で来ていただいたのは林さんだけ。たまたま僕の仕事の上司だったから。後から聞いたことだが、林さんは「ホテルでやる結婚式、煙の出る結婚式、お色直しをする結婚式には出ない」そうだ。もちろんそのどれにも該当しなかったので事無きをえた。
披露宴が終わったのが4時。例によって2次会というものが同じホテルで行われるため、皆ホテルで一杯やろうということになる。ちょうど4時にバーがオープン。15名くらいがバーの一画を占拠。50前後の大人どもが高校生に戻って大騒ぎ。飲めば飲むほど気持ちはガキに戻る。歳を考えないと。