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坂本先生語る

午前中アルゼンチンにメール。英語で正確に物事を伝えるのは結構時間がかかる。12時坂本先生到着。僕の部屋で雑談。群馬のコンペの7選に残ったそうだ。めでたい。中国の話も色々聞く。同済大学、南京大学、ハルビン工科大学とあちこちでレクチャ、指導と忙しそうである。雨後のタケノコの如くスカイスクレーパーが立ちあがる中国で住宅作家に熱烈ファンがいるというのが興味深い。1時から坂本先生のレクチャー。学内学外から多くの方が聞きに来られた。タイトルは構成の詩学。お話は最初から最後まで一気に進んだ。「建築は自由でありたい」この言葉が何度となく繰り返された。果たして信大の学生は理解できたか?
その後12名の四年生の講評会。ゲストクリティーク3名に加え全非常勤講師と常勤3人。9名が言いあうにしては時間が短い。どんどん押してくる。坂本先生も多いに語る。コンセプトは分かるが建築になってないという指摘が多い。コンセプトが無いと言われるよりましだが、やはり建築にするところが弱い。12名の発表が終わり投票である。投票で5名に絞り議論をした。布で作る海の家。斜めの床だけで構成される美術館。壊される市民会館の部分保存。斜め線がいきかうコンプレックス。信大コマクサ寮の改築。海の家の柔らかな皮膚感覚はポエティックである。斜め床は理屈は分かるが斜めがきつすぎて建築になってない。部分保存は手法としてとてもチャーミング。保存のプロの先生は既存に対するリスペクトが足りないと不満げだが。コンプレックスはとても上手だが、上手過ぎて強さに欠ける。コマクサ寮は詰めがもう一つ甘い。議論の末に再度、最優秀、優秀の投票。その結果コンプレックスと海の家が同率首位。再度挙手で最優秀を計る。その結果コンプレックスが最優秀。海の家は優秀。別枠で設けた坂本賞を問うと海の家。布で作られる詩的な空間を評価。海の家は2重で受賞。お見事。
夜は今日のプレゼン学生と僕の部屋の学生、ゲストたちで懇親会。岐阜からわざわざ来られたIさん。情報工学科から建築に移りたく建築を学ぶIさん。松本から来ていただいた建築家のYさん。そして松岡さん坂本先生ありがとうございました。去年より今年は少し進歩した気がするし、講評会もゲストや非常勤の先生のおかげで実のあるものになったと思う。これで前期も終了である。

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