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文章・音楽

午前中千住の方に建物を見に行く。帰りがけ上野から末広町に出て3331 ARTS CHIYODAを見るhttp://ofda.jp/column/そのまま神田明神を突っ切ってお茶の水まで歩き四ッ谷へ。駅のパン屋で予約していたパンをもらい帰宅。数時間の外出で汗だくだく。シャワーを浴び読みかけの竹中労『決定版ルポライター事始』ちくま文庫2006を読む。朝日新聞のMに是非読むように言われた本だ。なるほどブンヤのMがこれを薦める意味がよくわかる。竹中は自らルポライターと呼ぶように、一匹オオカミの文章屋であり、本書では何度となく制度の中の文章屋、要は新聞記者や一流雑誌記者との間の被差別感を強調する。そしてもちろんそう言う人間より自らの文章にかける情熱の高さ、文章の質の高さを示してくれる。僕の友人がこれを読めと言うことは制度の中のブンヤと言う自分への自戒の念が込められているのだろう。そもそも彼もこういうモノ書きを目指していたのだろうが、今ではあっちこっちで挨拶係だと嘆いていた。総局長なんていう肩書はそういう役割を余儀なくされる?まあ人生の悲哀だね。設計事務所も偉くなるとそうみたいだけれど。
午後親戚集まる。甥っ子がバークレ音楽院への留学が決まり壮行会である。彼はドラムスであり学生のころからチャーのバックでやっていたりしたが、本格的に就職を蹴って音楽の道に進むことにしたようだ。めでたい。後はやるしかない。建築と同じだから頑張ろう。モノ書きも音楽屋も建築屋もやるとなったら死ぬまで自分を信じてやるしかない。

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