ネゴの行く末が見えた
今月はどんより気が晴れない月だったが、今日原因の一つが解消された。二つの着工物件のネゴの行く先が見えてきた。一月の末から二月頭にかけて現説を行い、見積もり上がりが2月後半から3月初旬。今回は有名どころの工務店に声をかけたので(技のいる建物である)忙しそうで、どこも1カ月程度かかってしまった。
毎度のこととなってしまったが、今回も上がった見積もりは予算より2~3割高い。かたや1億近辺、かたや6千万近辺。昔は膨大な査定書を作り根詰めて施工者と話し合った。しかしある時からその方法は結局徒労と感じ、ざっくりグロスでお願いするようになった。しかし今回は数量にかなりのばらつきがあり、加えてて突出した単価(例えばEP塗装が3000円超えるなど)が散見されたので、数量も単価も適度に査定した。最近はいい塩梅を心得たのか、大方の査定を受け入れてもらえる。
もちろんそんな査定だけで追いつくわけもなく、デザイン的にぎりぎりのスペックダウンも行った。そしてなんとか2割~3割削り取り施主予算へ近づけた。
今日事務所に施主をお呼びして説明を行いある方向性を決め、かたや海外出張中から帰ったばかりの社長を電話で追っかけまわし、こちらも指示を頂いた。
4月までどんよりした空気を持ち込まずに済みそうである。考えて見ればネゴ1カ月(終わってないけれど)程度は通常よりは遥かに短い。そう考えればスムーズなのだろうがいつだってこの金計算の時期、気分は晴れない。