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松本は中央線的「ゆるさ」のターミナル

今日は3年生の研究室配属に向けた面接。1部(昼)4名、2部(夜)13名が今年の定員。それに対しそれぞれ5名、18名の希望者。
4時から1部の面接。今年は女性2名、男性3名、女性陣のポートフォリオのヴォリュームが男性陣の3倍くらいあってびっくり。信大時代を思い出す。あの頃は毎年研究室を仕切る女傑がいたもんだ。理科大もそんな時代に突入か?
終わってすぐに6時から2部の面接。2部は基本的に夜学だから様々な人たちがいて楽しい。単なる受験勝ち抜き組では無い。かといってもちろん受験脱落組でもない。
例えば
4大を卒業したけれど建築やりたくて編入した人
・・・こういう人は建築おたくにはない幅広い知識を持つ(場合もある)。
建築の専門学校あるいは高専を卒業したけれど再度大学で勉強したく編入した人
・・・・こういう人は専門学校でも上位者なので既にかなりの力を持っている。
設計事務所などで働いているけれどもっと勉強したいという人
・・・・こういう人はもうプロである。4年生のレベルは超えている。
既に一般の企業や役所で働いているけれど出来れば転職したい人
・・・こういう人は社会常識を兼ね備えており、発想が大人である。また、僕も行ったことの無いような世界中を渡り歩いておりこっちが学びたいくらいである。

まあいずれの方たちも現代の社会のごくごく一般的な普通の生き方からすこーしだけ逸脱してしてある意味ちょっとゆるーく生きようと一生懸命頑張っているのである。あれ?それって昨日ブログに記した中央線的生き方というやつによく似ている。(飯田橋を中央線的というのは無理があるかもしれないが、、、、)
昨日のブログを読んだ松本在住の建築家山田さんからメールをいただいた。松本は中央線文化のターミナル。松本とは高円寺、吉祥寺のアングラ文化を背負った輩が漂流し辿り着きそんな文化を根付かせた場所なのだと書いてあった。へーーーそーーーなのか!!
理科大からもそんな風に、にゆるーい文化を各地に送り届ける逞し輩が育つのではと期待したいものである。

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