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もっと民意を


井上勝生『シリーズ日本近現代史①幕末・維新』岩波新書2006をやっと読み終え、牧原憲夫『シリーズ日本近現代史②民権と憲法』岩波新書2006を読み始めた。この時代は戦争と内乱(一揆も含めて)で埋め尽くされる。もちろんそんなこと以外にも沢山の出来事があったはずだが、そんなこと書いていたらとても新書には納まらない。
これがフランス革命に約1世紀遅れてやってきた日本の近代化の始まり。時代が変わるというのは(革命)どこでも物騒なものである。大昔の話とは言え同じ国の出来事とは思いづらい。現代はいきなり後ろから刺されるなんて言うことの無い(少ない)安全な世の中。幕末・開化の時代とは異なる。でもそれもいつまで続くのやらと不安な今日この頃。開国当時ほどとは言わないまでも不満をぶちまけたいことは現在進行形で増加中である。それなのに不満の噴出が形にならない。選挙で選ばれたことを盾にカリスマ気どりで強引なことをやるのも問題である。自由民権運動とは言わぬがもう少し民意を吸い上げる方法論が語られても良いのでは。
やはり『一般意志2.0』がリアリティを持つのだろうか?

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