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April 29, 2008

運動

昨日は早寝をして今朝は早く起きた。今年のゴールデンウィークは天気が良いようなので、体力挽回を画策。しかし急にやると怪我をしそうなので徐々に体を動かすことにする。今日は自転車で上野に行く。走ってみると30分で着く。こちらか行くとリーテムの傍を通るのが近い。そこからわずかである。早朝サイクリングは快適である。上野は朝9時というのに、動物園前も西洋美術館前も国博前もどこもかしこも大混みである。国博で薬師寺展を見る。感想はコラムをご覧下さいhttp://ofda.jp/column/。帰りがけ四谷のポールで家族と来客のランチを買う。帰宅後、皆でサンドイッチランチ。昼食後、あまりの天気のよさにバルコニーでボーっとする。昨日読み始めたマン・レイ自伝を読む。ニューヨーク時代からパリに渡り、ポール・ポワレやスキャパレリの洋服を撮っていたのを知る。夕刻風呂に入りながら城繁幸『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか』ちくま新書2008を読む。少し前の親父風価値観を昭和的価値観、昨今の若者のそれを平成的価値観と称し後者の特徴を多様性とする。その上でこの多様な生き方の成功例が多々描かれている。のだがもう聞き飽きたような内容ばかりである。
明日は朝一で授業である。またまた本当の始発に乗るために5時半起きである。早々に寝よう。山口昌子『シャネルの真実』新潮文庫2008を読んで就寝(昔からシャネルと名がつく本があるとすぐ買ってしまうのはコルビュジエスピリットを感じるからか?)。

April 28, 2008

プロジェクトいろいろ

午前中k-projectのクライアントと数回図面のやり取りをしてほぼ基本設計のプランは固まる。その後竹内君と内外部の仕上げについて概略の方向性を決める。木曜日には工務店が来て、基本設計概算をしてもらう。そのための資料作りなど考えるといろいろな図を先行して作らないと間に合わない。更にそれをやりながら、細かなデザインをデヴェロップさせるのはそれなりの時間と根気が必要である。ここからが建築の勝負でもある。枠組みが固まってから何を伸ばせるのかを見つけ出すのは建築の一番難しいところであり、一番面白いところでもある。午後久しぶりにインターオフィスの内田さん来社。某ビルのとある階の内装やり変えで椅子とパーティションとキャビネットを入れてもらうつもり。机はシナベニヤでこれだけはオリジナルに作ろうかと考えいてる。余りお金が無いのでシンプルにやりたいところである。夕刻おにぎりを食べながら茶室のオープンハウスの予定やら案内を担当者と話す。茶室は小さな内装だからあまり大々的に声をかけるのも気が引ける。本物を見て、その見ごたえを感じてから、声をかける範囲を決めよう。中国のナカジから国際電話、ゼネコン入札は予算に納まり一社に決定されたとのこと。いやいやありがたい。これで不調に終わったり設計変更などになったらどうしようかと冷や冷やしていたが無事すんだ。しかしこれからが未知の世界。なんとか現場にいける時間を作り出さないと。始まると同時に終わりそうな気がする。

April 27, 2008

青山ブックセンター

昨日とうって変わって天気が良くて暖かい。昨日始まったイギリスの現代美術展を森美術館に見に行く。http://ofda.jp/column/帰りがけ青山ブックセンターにより数冊購入。カフェにより買った一冊―森美術館編の『大型美術館はどこへ向かうのか』2008を読む。世界の有名美術館の館長が一同に介して行なったシンポジウムの記録。ポンピドークラスの美術館は年間500万人の集客力があると記されているのには驚いた。しかし帰宅後ネットで見ると新国立美術館も初年度は8ヶ月目で200万人来ている。またmomaもテートもポンピドゥーも分館が作られどんどん巨大化している。そしてどうやって人を集めるかを考えそれを実現させている。一体アートは世界の娯楽足りえているのだろうか?「モダンアートは分からない」と言われていたのはもう昔の話なのかもしれない。帰宅後、読みかけだったカラヤン興亡史を読み終える。カラヤンはまさに政治家だった。ナチ党員であったことがカラヤンをここまで政治的に動かさせたのか?それともこの本の脚色が過ぎるのか???続いて青山で買ってきた『マン・レイ自伝』を読む。マン・レイはいろいろな写真集や写真史の中で登場してきていつももう少し知りたいアーティストだったのだが読むチャンスがなかった。今日は読書三昧である。

April 26, 2008

三寒四温

代々木公園を散歩した。この公園に入るのは数十年ぶりである。桜の季節ではないがスゴイ人で賑わっている。白とピンクのドッグウッドの花がとてもきれいに咲いていた。公園を抜けて表参道を下る。めがね屋ゾフに併設されているゾフのカフェでコーヒーを飲む。その後また表参道を下る。先日外観だけ見たmvrdvの設計したファッションビルの中に入る。そこでばったり東海大の岩岡さんに遭遇。今日は学生を連れて都内の建築ウォークツアーだそうだ。このビルはトップライトのあるアトリウムにエスかレターが普通についている。先日、ケーキ屋を設計した中国の古いファッションビルに構成はそっくりである。3階のmomaのショップでイサム・ノグチの置き型スタンドを購入。茶室の写真撮影などに使う予定。今日の東京はぐずついた空模様でひどく寒い。

tenorion

4月25日
早稲田の講義に行ったら研究室の学生が二人はるばる長野から来ていた。一緒に考えたコンテンツだから僕がどう話すのか興味のあるところのようだ。講義後彼等と一緒に内藤さんの設計したちひろ美術館に行く。ぼくはこの建物の外装色を見たかったのだが、行ってみるとその構造とかスケールとか様々な工夫に感心する。さすが内藤さんである。事務所にもどり日曜日から中国に行くナカジと中国でのスケジュール等、もろもろ打合せ。夜setenvが主体となって運営準備してきたtenorionhttp://www.yamaha.co.jp/design/tenori-on/というヤマハの新しい楽器の日本でのお披露目コンサートに行く。この楽器は岩井俊雄とヤマハが共同開発したもの。はんぺんの一回り大きいような物体に16×16のボタンがついておりそのボタンと6つのファンクションキーを操ることで様々な音が出る。音が出るだけでなくそれらを記憶させ重ね合わせることでオーケストレーションできる。お披露目では岩井さん自身が一時間かけて開発経緯を説明。ジムオルークを含み4つのパフォーマンスが行なわれた。
エレクトロミュージックのコンサートはコンピューターを相手に演奏(といえるのかどうか分からないが)されるわけでアナログ楽器と異なり演奏者の動きと音に関連性がない。例えば弦を弾けば音が出るというものではない。だから演奏を見ていてもその姿に感情移入できない。視覚性が隠蔽された音楽なのである。だからいつもエレクトロミュージックのコンサートで感じるのはなんとストイックな音楽なのだろうかということである。視覚性を封印した音楽。そしたら岩井氏はまさにそのことを言っていてコンピューターに向き合った演奏ではなく、演奏という動作が音になるような新しいエレクトロミュージックの楽器を考えたという。確かにはんぺんを両手で持ってパネルを操作する姿はピアニカの鍵盤をたたく姿勢を思い出させる。しかしもっと似ているのはゲームボーイを操作する姿である。やはりコンピューターの域を出ていない。

April 24, 2008

カラヤン

中川右介『カラヤン帝国興亡史』幻冬舎新書2008を読む。小学生のころ、カールベームのモーツァルトの交響曲全集のレコードを買った。音楽好きの叔母さんにその話しをしたら聞きに来たいと言った。しかし叔母さんが来る前に僕はこのレコードの録音が悪いのが気に入らず、ベームからカラヤンに買い換えた。カラヤンのものは最新録音でとても音が良かったのである。レコード屋さんもその頃は気軽に交換してくれた。ベームーを楽しみにやってきた叔母さんはベームがカラヤンになっているのにひどくがっかりしてあまり聞かずに帰ってしまった。まだ9つくらいの子供にはベームーもカラヤンも大差は無く、レコードの録音音質の方が重要だったのである。なんということだろうか?それ以来、カラヤンの演奏はスピーディーなだけで味が無いとなんだかおばさんの受け売りになってしまった。しかしカラヤンの来日の時にはNHKホールに聞きに言った。何を演奏したのかも忘れたので大した感動は無かったのだと思う。この本はカラヤンがいかに世界の音楽を支配したのか。いかにしてフルトベングラーの跡継ぎとなれたのか?そのあたりのカラヤンの立ち回りの上手さを記した本である。まだ読み始めだが興味深い。

April 23, 2008

息つく暇も無い

午前中修士1年生の面接、これから2年間の過ごしかた、将来の仕事などについて一人ずつ話しを聞く。2年間はあっという間なので、計画的に過ごして欲しいものである。午後は4年生の製図エスキス。終わって事務所へ帰る。明日のクライアントミーティング資料の打合せ。給排水衛生、照明、空調、換気、外装、断熱、緑化計画。そして内装模型がほぼ出来ている。外装はまだ悩ましい。金属系にするか窯業系にするか。悩みどころである。手帳を見ると、明日の夕方、早稲田の臨時講義であることに気付く。話すことは概ね決めてあるのだがパワポを少し修正しなければならない。息つく暇も無い。

April 22, 2008

院ゼミ

午前中に院生のゼミ。今年から院の修論のやり方を設計か論文かではなくいくつかチョイスを作ることにした。1)論文、2)作品付き論文、3)論文付き設計、4)作品付き設計。1)は純然たる論文、2)は論文に論文に関連する写真作品や絵画など何がしかの作品をつける。3)は定量分析を付した設計、4)は思弁的論文に設計そして設計以外のビデオや写真などの建築を説明する作品を付与する。なんでこんなチョイスを作ったかといえば、論文付き設計という今までのチョイスの中だけだとどうしても設計が演繹的になりすぎて学生の性格にそぐわないものが出てくるきらいがあったからである。もう少しそれぞれの特質にあわせてある程度のクオリティに達するようにするにはそれなりの道を敷いてやるしかないと思ったからである。そんなチョイスのなかでのゼミだとこちらも比較的気が楽になる。一概に論理性の欠如に文句をいうのではなく、詩的な表現の可能性を一緒に考えていくこともでき、そしてそれなりのクオリティを求めることもできるからである。その上でどうなるかは学生しだいであろう。
午後製図第3のエスキス。まだ最初なのでどうなるか分からないのだが、まあ一つ二つ面白そうな発想を感じる。第二は面白い子が多かった学年だが、設計が伸びるのは3年の時だから是非とも頑張ってほしいものである。夕刻は土木学科との会合。

April 21, 2008

ゼミのテスト

今日は本当の朝一のアサマ。6時24分発。これに乗ると8時に長野について9時からの会議に余裕で出られる。久々にこの電車に乗ったがさすがに乗った瞬間に眠りあっという間に長野である。午前中の会議。去年は学内の委員を一つやっていたのだが今日の会議で引継ぎをして、今年度は一つ楽になった。午後一の講義を終えて教員会議。そしてゼミ。今年からゼミの最後に毎回テストをすることにした。名建築のプランを描かせるというもの。予め20ほど選んだ建物の中から一つ提示して描かせる。今日は坂本先生の代田の町家である。30分で1/100のプランを2面。スケールの正確さとレイアウトやレタリングやペンシリングをチェックする。あほなことをやっていると自分でも思いつつ、最近の学生はとにかくフリーハンドのスケッチがへたくそなので見るに見かねてこんなことをやっている。しかし建築のスケールを手で覚えるのにこれに勝る訓練は無いと思う。描かせてみるとああなるほどな、という結果が出てくる。こいつは手が早いだろうなという学生はやはり上手い。音楽家はプロになっても毎日の練習の最初には音階(スケール)を1時間はやる。音階とはつまりドレミファソラシドである。ハ長調だけではない。転調して様々な調でこれを繰り返す。アダージォからアレグロまで速度も変えて弾く。この音が正確に出せて初めて曲が弾ける。設計も同じである。名建築のプランのスケールとは音階である。これが頭に入っていて初めて自分の設計が相対化できる。こう言うことを馬鹿にしてはいけない。大学院にまできてこんなことを何でしているのだとナンセンスに思っている奴はまあ設計は一生できない。

April 20, 2008

神前結婚

東京大神宮という神社で知人の結婚式と披露宴があった。こんな場所にこんな神社があるのを知る人は少ないと思う。僕はたまたま日建時代にこの近所だったのでこの存在を知っていた。縁結びの神らしく、神社やの周りには多くの若い女性が集まっている。式を挙げる本殿はかなり古い。関東大震災の後に出来たと聞く。神前結婚の形式はこの神社が作ったとパンフレットに書いてある。雅楽の演奏にのり新郎新婦が入場し、式が始まる。祝詞や玉串奉奠などの神事は起工式で慣れ親しんでいるが、踊りは始めて見た。衣装がなかなかユニークである。背中に蝶の羽がついている。式は親族と親族外の二~三人の知人友人のみで行なわれた。披露宴も同じメンバー。なかなかインティメットな素的な宴だった。式が終り今晩中に長野に行こうと思ったがちょっと疲れてしまった。明日の朝一で行こう。

April 19, 2008

A0

一体この春の嵐は何時まで続くのか?いい加減に晴れ渡って欲しい。昨日の夜は建築談義に花が咲き面白かったが少し遅かった。スタッフの一人は徹夜で模型を作らねばならず事務所に戻った。果たしてできたのだろうか。午後からA0の翻訳読み合わせで事務所へ。彼が模型を作っていた。まだできていないようである。今日は土曜日だが人が多く打合せテーブルも混雑。僕とM君は来ていないスタッフの席に隣あって座り、読み合わせをする。スタッフ席は奥まっていて落ち着くことが分かった。いいなあこちらも。
翻訳の速度は相変わらず亀のようだが、内容の理解は深まっている。今日はスコットのバロック擁護論。バロックが様々な見せかけをその特徴そしているからといってそれを倫理的に批判するのはあたらない。見せかけであろうともそれが美しいものであればその方が重要であろうというのが彼の主張である。一理ある。7時ころ終了。家族と鈴新で会いとんかつを食す。創業50周年だそうだ。店頭にはお祝いの花。今日で片付けるということ花束をもらって帰り家で生ける。

金曜日

4月18日
朝から台風のような雨と風。建築の条件の第二回目の講義で早稲田に行く。この講義シリーズは早稲田で始めて語るもの。上手くいくのか不安だったが、パワポの分量、文字と絵の比率などまあまあだった。受講生は30人くらい。午後はリーテムに。茶室の現場はコケと床のモルタルを残しだいたい完了。光が思ったより少し強いがきれいに仕上がってきた。その後いくつかの打合せをして事務所に戻る。k-projectの変更案をスタッフと打合せ。収納を増やした分部屋を小さくしたらだいぶタイトになった。桑沢の大松先生が事務所に遊びに来た。しばらく篠原先生の話しをした。こんな若い人が篠原に惚れ込んでいるというのが面白い。10時頃スタッフと食事に出る。荒木町のお店は遅くまでやっているのでつい帰るのを忘れて建築談義。深夜帰宅。

April 17, 2008

三つ子の魂百まで

日建に入社した最初の仕事が日比谷ダイビルの改築だった。村野藤吾がまだ渡辺節の事務所にいた時に設計した建物を壊して20階建てのオフィスを新築する仕事。総合設計制度を使い公開空地をとり、斜線制限の緩和を行なった。僕の担当はこの広場と外装の設計。特に旧ダイビルの外壁に付いていた動物のテラココッタの彫刻を広場や外装に散りばめることが求められた。チーフとの打合せに広場のアクソメ、外装の立面図、1/100、1/30の模型を作った。しかしチーフにはこっぴどく怒られた。広場の設計をるすのなら隣の敷地まで入った矩計図を描けというのである。100メートルの高さと幅のある図面を1/50で描けというのである。縦横2メートルの図面である。巨大である。しかもその矩形図をパースにしろといわれた。とにかく断面図はパースにする。ディテールは3面図にする。一面だけ描いた図は見てもらえなかった。そして常に巨大な図面を求められた。チョコチョコ描いた図面などくずかごである。図面はいつも和紙に描いて青図にした。適宜色鉛筆で色をつけた。それらは、二つ折にしてのりで貼って背張り。日付を入れて閉じていった。厚さ1センチくらいになると表紙をつけて背張りテープを貼って一冊終り。そうしたスケッチの束が1年で4冊になった。1年目のスケッチは本当に僕の生涯のスケッチの描き方を決定したかもしれない。日建の最高のスタッフに教えてもらったと今でも感謝している。
今日K-pirojectの立面を考えながら庭の広がりを考えていたら自然と隣地から道路からその向こうの隣地まで入った横長の1/50の矩形図を描いていた。庭を考える時の癖になっている。そしてその周りにずらずらとパース。昔のように巨大なパースを描いている時間は無いのだがマッチ箱のようなパースが所狭しと並んでいる。それらのスケッチを見ながら20年前のスケッチが思い出された。身に染み付いている。

April 16, 2008

モーチベーション

午前中20人いる研究室の今年の研究なり設計なりのテーマをイラストレーター上で並べてみる。誰が誰と関係してどんなグループが生まれるか考えてみる。それを図にしてみる。自分の頭がだいぶ整理された。誰に何を言う必要があるのか誰に何を読ませるべきなのかなんとなくイメージできてきた。春休み中少し低下していたモーチベーションが少しずつ上がってきた。このモーチベーションが上がらなくなったら教師廃業だよな。
水曜日は午後が4年生の製図。4年前期も製図があるのは信大の特色か?東工大にはなかったような気がする。普通前期は卒業設計の期間である。教員3名、ta2名で17人を教えられるのはこの大学の厳しい教員数の環境の中では贅沢である。それに応えるいい作品が出来ることを願う。今年はコンセプトよりも建築の構築力をつけて欲しいと思っている。何でもいいからリアルな実体を建築にするのが僕の指導方針。講評会には金箱さんに来てもらうことにしている。他にもう一人くらいリアルな人を呼びたいところである。

April 15, 2008

桜満開

今日は長野もとても暖かい。キャンパスの桜は満開。子供づれのお母さんたちが車座になって花見をしている。なんとものどかである。そんな日に3年生の製図初日の敷地調査である。場所は長野でも有名な桜の名所、城山公園である。そこに蔵春閣という名の建物がある。三沢浩さんが設計し40年前に完成した。この建物をコンヴァージョンするのが課題である。この課題も3年目。ここに来るのも3回目。毎年これほど桜がきれいだったかな?花見用の仮説宴会場がたくさん建ち上がっていた。大学からこの建物まで自転車でやって来た。大学からずっと緩やかな登りで息が切れたが帰りはその逆。途中広瀬先生がコンヴァージョンした日和カフェにより一休み。夜は大学でゼミのスケジュールや輪読本の選定などなど。

初ゼミ

朝一のアサマで出勤。車中、斎藤環『アーティストは境界線上で踊る』みすず書房2008を読み始める。最初に登場するのは草間だがこの人はいつも言うことが同じ。同じ物を作り、同じことを言い続けるのがアーティストなのかも(篠原先生もそうだったなあ)。午後一で言葉と建築の講義。一回目は性格。4回目の講義ともなるとだんだん本の内容が頭に焼き付いてくる。講義の後ゼミ。さすがに凄い人数になってきた。言葉と建築の講義受講者よりも多い。総勢20人。傍聴者3名。皆に課していた春休みのテーマ読書10冊について全員の発表をしてもらう。テーマ性が見える人もいれば無作為というのもある。柄谷の定本全部読んだというのはビックリした。難解で理解できているか定かではないが、挑戦する気力は評価できる。私の方からは自分の卒論と修論をどのようにして作り上げたのかを披露した。20年以上前のノートやカードを東京からダンボール一箱送り、それらを見せた。論文を書くということが発見であり、発見するためには何が必要なのか。分かってもらえただろうか?夜は4年生や他大から僕の部屋に修士で来た人の歓迎会。

April 14, 2008

篠原一男vs私

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ケヴィン・リンチ著 有岡孝+駒川義隆訳『廃棄の文化誌』工作舎1994を読む。リンチはいわずと知れた『都市のイメージ』の著者である。イメージの都市計画学者とエコロジーは最初は繋がらない。しかし都市のイメージを大事にする価値観とはスクラップアンドビルトを否定する価値観であることが読んでいるうちに納得される。20年前にこうした考えアメリカで持っていたということが新鮮。夕刻桑沢デザイン研究所を尋ねる。「篠原一男vs私ー住宅のミライ展」が行なわれている。桑沢の2年生が半年かけて作った篠原一男の全住宅作品の1/30の模型とその建物の隣に学生自らの設計した住宅が並んでいる。これは圧巻である。篠原先生の住宅はかなり見ている方だがもちろん場所さえ知らない建物も多くある。プランで知っている建物も模型にして初めてこんな建物なんだと再認識した。特に方形の屋根が載ったいくつかの建物はその大きさに驚く。その後対談を行なう。

April 12, 2008

曽我部さんのお家

午前中大学の仕事。昼近くリーテム社長より電話。今後世界のエコタウンあるいは既存の工場団地などのエコナイズの方法についてドイツの研究者との合同研究会を持ちたいとの打診。とりあえず了承する。午後一で事務所。ナカジと来週の仕事の打合せ。彼は水曜日から上海なのでそれまでのスタッフへの指示など話し合う。3時頃事務所を出て曽我部邸へ。東横線のヨコハマの方である。遠いなあ。雑誌で知っていた空間より広がりのある快適な建物だった。坂本研や奥山研の若い人たち大勢での飲み会。5時頃おいとまして渋谷のルノワール展を覗く。渋谷の人ごみはかなり凄いね。四谷あたりの混雑度に慣れている人にとっては渋谷は目が回る。その後四谷へ戻る。今日は家族できりたんぽ鍋を食べる約束。四谷の今井屋本店へ。7時に全員集合。きりんぽは親の実家青森の隣県である秋田の名産だが。初めて食べた。しかしたいして上手いものではない。まあ餅だなこれは。

レビュー

4月11日
朝一で茶室の現場、仕事のクオリティは及第点だが、工期はやや遅れ気味。しかし施工図を描いてくれないので事務所の負担が多すぎる。工期が短いからいいものの、長い工期をこんなやり方ではとても出来ない。工務店選びは今後慎重に行なわないといけないな。10時過ぎに早稲田に到着。文化構想学部での講義初日。文学部キャンパスはその昔よく足を運んだが校舎の中まで入ったことは無かった。非常勤講師用の教員ロビーを訪ね迷路のような校舎の中を歩く。昔の建物で階段の勾配が緩く、手すりのディテールが見事である。村野デザインである(と思う)。ロビーで一日目の教員アシスタントと会い、講義室へ。教室は定員30人。そこへ40名近い学生が来たのでむんむんする。全員文化構想学部の2年生。9割が女子である。まるで女子大。8回の講義と4回の学生発表の全容を説明したhttp://ofda.jp/w_lecture/。寝る子は0。とりあえず合格。講義を終えキャンパス内で弁当を買ってカフェで食べる。事務所に戻る地下鉄で読んでいた本が残り100ページくらい。曙橋を降りて最後まで読みたくて近くのカフェに入る。カプチーノを飲みながら小一時間。読み終わる頃には全身タバコの煙に燻された。
事務所に戻りk-projectの今月内に決めなければいけないことを箇条書きし、まずは空調、排水、照明の概略を二人でまとめる。次に換気採光なのだが、開口デザインのコンセプトを考える。インテリアの構造システムのデザインと整合する形にしていくことを確認。スタディはパースを書きながら。もう少し時間がいる。
4時頃『言葉と建築』の講義を受けたいという方が来所。僕に質問したいことをかなり入念にまとめてきたようで。さながらインタビューのようだった。バイトもしたいということだったが、現在はする場所もないのでとりあえず断る。夕刻バイトの竹田君が登場。6時頃k-projectの事務所内レビューを行なう。隣地の建物との関係性について伊藤君からなかなか面白いサジェスチョンを貰った。それは彼が松原の家で考え続けていたことなのだろう。今後仕事も多いし、新人も多いから是非レビューの機会を多く持ちたいところである。

April 10, 2008

長方形案

朝は歯医者に行くのを忘れるし、11時に来る予定のクライアントが夕刻来ることになるし、今日はいろいろ予定が狂う。空いた時間に週末の対談メモを作って奥山に送ったら、本格的な篠原分析メモが返ってくる。流石篠原一男研究家である。僕は実体験を語るしかないな。夕刻クライアント来所。二つの案の1/50模型をお見せする。直感的奥様はものの5分でこちらと長方形案を指定。まあ現段階での検討精度が高いのはこちらの案なので当然といえば当然かもしれない。時間がないので長方形案で行くしかないかな?ここで方向性を決めないと今月中の基本設計終了のスケジュールが守れない。
「言葉と建築」の講義を受けたいという多摩美出身の建築家からメールを貰う。彼はバートレットに行ってフォーティーに師事したいのだそうだ。その予習としてこの授業を受けたいようである。講義に出るのはいっこうに構わないのだが東京からこの講義のためだけに通うのだろうか?凄い気迫である。とりあえず明日事務所に来るようにメールをする。

April 9, 2008

製図

授業初日。午後製図第五。4年生の選択製図である。初日は各自パワポでテーマ発表。なぜか商店街の再生という話しが多い。社会的ニーズを踏まえてという条件を強く言い過ぎたかな?社会的ニーズに基づいて考えろというといきなり建築から離れて政治家みたいなことを言う学生が現れる。しかし設計者にできることは建築でしかなく政治や経済の問題ではないのである。これは他の先生も言っていることだが、建築設計者が何をしているのかという認識が希薄だということの裏返しでもある。それはもっと言えば建築設計者を近くで見ていないということだろう。つまり設計事務所でインターンなりバイトなりする経験が少ないということである。前から思うのだが、彼等のバイト先が飲み屋や、スーパーだというのが気に入らない。バイトも建築に資することをやるべきだ。肉体労働するなら建設現場とか悪くない。昔僕もよくやった。日銭が稼げていいバイトだった。チャンスが少ない長野のデメリットを挽回するべくいろいろ考えて欲しいものだ。授業終わって事務所に戻る。明日のプレゼンのために1/50 の模型が進行中。

April 8, 2008

初日

大学今年度初日。研究室に来てコンピューターのラン接続アダプターが無いことに気付く。なんということ。サブのパソコンでメールなど確認。朝一で学科会議。結構面倒くさい議事があるのだが10時半からのガイダンスに向けて会議を出たり入ったり。その間に結構大事なことが決まっていく。会議後2年生からm2までのガイダンスが延々と続く。4年生ガイダンスでは研究室所属の決定がある。僕の部屋は希望者の作文を提出してもらった。作文を読むと各学生の心意気はよく分かる。本当なら全員来て欲しいところだが、選ばざるを得ない。困ったものである。大学の施設の限度。夕刻建築学科教員の親睦会。

回復

4月7日
体調は回復。先週末の溜まった雑用を片付けに早々と事務所。4月のスケジュールやら、残った経理やら終わらせる。10時頃新しいバイトが来る。彼は建築の規則の講義を受けたいと先週メールをくれた。今年は開講しない旨返信すると、それならバイトをしたいということでやって来た。k-projectの模型を作る人が欲しかったのでお願いすることにした。昼ごろ東工大の奥山氏と電話で話す。今週末桑沢で行なう篠原一男についての対談の打合せ。とりあえず最初の15分ずつ好きなことを双方話し、それに対しお互いが質問なり意見を出し合うことにする。午後金箱さん来所。K-projectのクライアントは金箱さんもよく知る構造家なのでやりにくそうである。いくつかの難しい点はありそうだがべらぼうなことをしなくともなんとかなりそうな感触をつかむ。今日はこの程度でいいだろう。担当はリーテムをやってくれた佐久間さんとのことで心強い。案が一案に絞れたあたりで本格的につめていこう。木曜日にクライアントが来るのでそれまでに1/50の模型を両案について作るよう指示。夕刻ofda全員ミーティング。新卒新人3人を含めて5人くらい新しいスタッフがofdaにやって来た。少しオフィスのルールブックを改訂し皆で確認しようというもの。ルール嫌いな私だがこういう立場になるとやらざるを得ない。明日の朝大学に行くつもりだったが朝一で会議をするメールが入る。仕方なく最終に乗る。車中横山秀夫の『震度0』を読む。

April 6, 2008

静養

未だ本調子ではない。今日は静かに家で過ごす。早稲田講義の準備。初日イントロのパワポを作る。終わって昨日の読みかけ本、続いて上松先生の『建築美学』を読む。自分の論文視点が上松先生のそれと結構ダブっていると感じる。美学的視点なんだからそれは当たり前か??菅村雅信編『東京の編集』ピエブックス2007を読む。日本を代表する編集者11名の生い立ちから編集のポリシー、重要な仕事など語ってもらうという本である。編集者というのは言うまでも無いけれど自分たちがやりたいことをする人であるこがよく分かる。こちらにいくらいいアイデアがあろうとも、そしてそのアイデアがいくら売れそうであっても、要はその編集者が出したくなかったら出ないということなのだ。というのはこう言う本を読むとよく分かる。昔、稲葉なおと氏が言っていた。本屋に言って自分が出したい本にいちばん近い本を探せ。そしてそのあとがきを読んでそこに謝辞として出てくる編集者に直に企画書を送れ。そうすると企画が通るかもしれないと言っていたがその意味がよく分かる。
夕刻友人からお前の名前がwikipediaに出ているよとメールを貰った。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AD%91%E6%B3%A2%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%84%E5%B1%9E%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%83%BB%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E4%BA%BA%E7%89%A9%E4%B8%80%E8%A6%A7高校のob人物ページである。へー誰が書き込んのだろうか??

April 5, 2008

体調不良

昨日の馬刺しがまずかったか?疲れが溜まってきたか?昨晩夜中に嘔吐、今朝方下痢に見舞われた。薬局で症状を話し薬を貰い電車へ。車内ではひたすら寝る。帰宅後今度は熱が出てきた。風邪か?午後、夜、ずっと寝ているうちに熱は下がる。しかしまだ意識が朦朧とする。

外部評価

4月4日
昼から信大建築学科の公開外部評価が行なわれる。評価委員は日本建築センター顧問の山内氏、竹中工務店の技研所長お高橋氏、日建設計執行役員の亀井氏、広島国際大学教授の藤田氏の4名である。もちろん公開なので委員以外に他学科の教員、地元の建設関係者など多くの方がいらっしゃった。新学科に向けての我々のプレゼンテーションに対して委員からの意見をもらい、そしてディスカッションを行なった。意匠・設計系については、教員の量的な不足と、製図室の更なる充実などの的確な意見が出された。頂く意見はそれぞれ的を射るものであり、貴重なものである。
夕方6時場所を駅前のメルパルクに場所を移し、創設記念パーティーを行なう。須坂市のm市長や大町市のf室長など役所の方。日建のn君ほか企業の方、m先生など地元建築界の方。60名くらいの方にお集まりいただいた。会は盛り上がり2次会へと。

April 4, 2008

スケールの変化

少々重い頭を引きずって午前中k-projectの打合せ。だいたい案は二つに絞られる。正方形か長方形か。長方形案を煮詰める。18メートル×6メートルの長方形の長手を2分割して3.5メートルのところで線を引き3.5×18メートル部分の階高を2.5メートル2.5×18メートル部分の階高を3.2メートルにして細長い空間のスケールの変化をつけようというもの。その中に3つの世帯を入れ込もうとしている。複雑なプログラムの要求をシンプルな図式の中に整合させようというのが今回のテーマだがどこまで上手く行くだろうか?夕刻のアサマで大学へ。車中岩村暢子『普通の家族がいちばん怖い-徹底調査破滅する日本の食卓』新潮社2007を読む。普通の家庭のクリスマスと正月の食卓に何が並んでいるかという素朴な調査だが、結構面白い。お雑煮や御節料理は次世代の食卓からは姿を消すかもしれない。我が家の正月はまだ常識的なようだ。

April 3, 2008

スチュワート先生

4月2日
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午前中は明後日にせまった外部評価の打合せ会議。まだいろいろとやることがある。帰りの新幹線で中谷内一也『リスクのモノサシ』NHK出版2006を読む。これはリスクマネージメントの本ではなく、リスク情報が巻き起こす社会的動揺の実体を探る本である。僕はリスク情報にまったく動揺しない体質でよく配偶者に叱られる。でもこの本を読むとやはり僕ぐらい鈍感で丁度よいという気になってくる。一時期騒がれた環境ホルモンも結局現状の量では体内にはいってもさほど問題ではないという結果が出ているようである。まあその情報もどこまで本当か分からないが。この本にも書いてあるがメディアが騒ぎすぎである。つまりどの新聞も多かれ少なかれ東スポみたいなものなのである(というと言い過ぎだが)。常に新聞の見出しは最悪の事態が書かれているのだそうだ。それには二つの理由があり、そのほうがセンセーショナルだから売れる。もう一つは最悪を予想しておいた方が後で叩かれない。まあ最悪を書いてもいいがその確率も書いて欲しいものである。とその本には書いてある。そう思う。
夜はスチュワート研究室銀座に集合。恩師デヴィッド・スチュワートが3月で退官。それをお祝いした。会には教え子5名。当時助手役を務めてくれて、今は東工大の教授であるS先生。当時篠原研の博士でアドバイスをしてくれて現在は筑波大の教授をされているU先生も来てくださった。場所は教え子の一人で現在北海道大学の先生をしているO君が設計した「神戸みその」。名門ステーキ屋である。厚さ2センチくらいの鉄板が1メートル×15メートルくらいカウンターの前に広がる。なんとも壮観である。そこで先ず直径8センチ厚さ5センチはあろう巨大ホタテ、次に厚さ5センチくらいの牛肉が焼かれた。味覚も視覚も圧倒された。もう一年分の美味しいもの全部食べてしまったという満足感である。そしてスチュワート先生とゆっくり話もできた。先生はロンドン大学のコートルード研究所でコルビュジエ論を書いたコルビュジエ博士である。我々のテーマはもちろんコルビュジエであり徹底した指導をしてくれた。内容から文章まで、われわれの卒論を3回真っ赤にした。赤を入れるだけではない。内容が不足しているところは適宜紙が貼り付けてあり付加すべき文章やら参照すべき文献やらが事細かに書き込まれているのである。こんな先生はいませんね。教師になって分かる。incredibleである。第二の人生にbon voyage。

April 2, 2008

迷惑論

4月1日
内田樹の『下流志向』という本がある。これは昨今の子供が何故勉強しないのか、昨今の若者が何故働かないのかを分析している。昨今の子供は労働よりも消費の側面で社会に先ず参入する。消費行動の思考原理が教育を受ける時にも現れるという。例えば「何故この勉強をしなければならないのか?」と問う。「この勉強をすることによって何が自分の得になるのか?」と。つまり勉強するという苦役に対する対価を予め確定しない限りこの交換は成立しないと考えるというのである。これを読んで僕は大いに笑った。自分も高校一年の現代国語の最初の授業で老齢の物静かな教師に向かって同じ問いを発したからだ。更に内田は「こどもは学習の主権的で自由な主体」ではなく、学びの主体とは学びの運動に巻き込まれつつ事後的に形成されると言う。言わんとすることは大いに納得するのだが、自分がそうではない事は明らかで、そうなると自分の子供には内田さんのような理屈をたてることはできないなあと苦笑してしまった。もう一つこれはおおいに納得しかつそうありたいと思った部分がある。彼のリスクヘッジ論である。現在、社会的弱者が生まれることの一因に、社会のセイフティネットの機能不全を挙げている。それを身近な部分で解消していくためには「迷惑をかけるかけられる」関係を社会の中から原理的に排除しない方がよい。という主張である。確かにわが身を振り返っても、人に迷惑をかけてはいけないと思い行動し、ひとの迷惑が降りかかりそうになれば逃げ回る。そうすると子供も迷惑かけないのだから何してもよいという発想になる。これはある程度仕方ないかなと思っていたが、やはりまずいと思い直させられた。完璧な人というのは自分も含めていないわけで、完璧でないことを否定するとどうも世の中ぎすぎすし過ぎる。人は失敗はするという前提の方が世の中円滑かもしれない。人の迷惑も2回に1回は受け取ることにしよう。と内田さんの本を読みながら思った。

April 1, 2008

学会

午前中、学会の特別研究委員会に出席。木質バイオマスがテーマ。私は少々門外漢なのだが、未利用木材の利用方法を建築的に考えるということで出席。今日は立ち上げ一日目ということで情報交換。委員の中には、元日建で慶応に行ったIさんとか高校の先輩である東大のYさんなど旧知の方もいらっしゃる。まあ様子を見て僕に出来ることは考えてみたい。昼食をとって事務所に戻る。大学から来るメールに受け答え。ややこしい内容がいろいろ。精神的に疲れる。夕方からk-projectの打合せ。竹内君の新たなプランとナカジの屋根造形がうまく整合。ミニマルな表面積の内側に図式的な吹き抜けを随所に作ることが出来そうである。風車状に入れた十文字の二層分トップライトがどう見えるのか。でかい模型を作りたいところだが、先ずは100分の1で模型を作る。僕は50分の1でプランをつめてみる。うまくいくかもしれない。ナカジは明日から中国。これから発注、入札となる。中国リーテムの社長であるR氏とofdaの連携プレーとなるが、彼のネゴの力に期待するところ大である。