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初ゼミ

朝一のアサマで出勤。車中、斎藤環『アーティストは境界線上で踊る』みすず書房2008を読み始める。最初に登場するのは草間だがこの人はいつも言うことが同じ。同じ物を作り、同じことを言い続けるのがアーティストなのかも(篠原先生もそうだったなあ)。午後一で言葉と建築の講義。一回目は性格。4回目の講義ともなるとだんだん本の内容が頭に焼き付いてくる。講義の後ゼミ。さすがに凄い人数になってきた。言葉と建築の講義受講者よりも多い。総勢20人。傍聴者3名。皆に課していた春休みのテーマ読書10冊について全員の発表をしてもらう。テーマ性が見える人もいれば無作為というのもある。柄谷の定本全部読んだというのはビックリした。難解で理解できているか定かではないが、挑戦する気力は評価できる。私の方からは自分の卒論と修論をどのようにして作り上げたのかを披露した。20年以上前のノートやカードを東京からダンボール一箱送り、それらを見せた。論文を書くということが発見であり、発見するためには何が必要なのか。分かってもらえただろうか?夜は4年生や他大から僕の部屋に修士で来た人の歓迎会。

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