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October 30, 2008

朝一定例

また睡眠不足。6時のアサマで東京へ。駅から現場に地下鉄を乗り継ぐ。見事に時間ぴったりである。昨日の建て方では残念ながらプレカットの間違いが二つあり、組みあがらなかった。http://www.ofda.jp/sakaushi/construction/type/01house/04/index.htmlクライアントはなんたって構造設計者だから気にするよなあそういうことは。その昔クライアントと一緒に仕事をしていた時は現場で間違った部材を加工していた記憶もあるのだが、それは本来あまりあってはならないことだそうで。今回も本来なら取り換えたいところなのだが軸力しかかかっていない建物内部の柱材ということで継ぐことで問題なしというのが金箱事務所の判断だった。クライアントも納得。
先々週の寝不足がたたってかかった風邪が抜けないのにまた寝不足である。いつまでたっても気管支炎のような咳が止まらない。咳をするのには体力がいるものでエネルギーをまき散らしているようでもったいない。事務所に戻りコンペの文章を再度直して送る。2時ごろ最終ヴァージョンが研究室から送られてきた。そこそこの出来ではないだろうか?大量の応募が予想されるが、なんとか残りたいところだが、、、、学会の技術報告集の論評書いたり、大学の業務報告書いたり、月末までの雑務を処理していたら眠くなってきた。

コンペ

10月29日
昨晩コンペのプレゼンを見て指示をして今朝朝一でそれを見る。レイアウトの指示をして、文章を修正。そして松本へ。教養課程の一年生に専門基礎の講義と演習。先週はパースの描き方を別の先生が教えた。今日は僕が透視投象ではなく、平行投象なるものを講義。そして描かせてみた。3時間で皆等測図、斜投象が描けるようになった。絵を描けるようになるというのは技を習得する喜びがある。このクラスにはなんと僕より年上の方もいるのだが、今日の授業はとても楽しかったと言っていた。わざわざ松本まで来たかいがある。
松本からとんぼ返り。プレゼンのレイアウト案がいくつか並んでいる。模型が徐々に完成に向かう。9時半の最終に乗りたいのだが、レイアウトの決め手が浮かばない。体制表とか見積とか、書類を作りながら気がついたら最終は無理。こうなったら明日の始発で現場に行くことに方針変更。事務所に電話して打ち合わせしたり、メールに返信したり。ゆっくり考えようと思ったのにあっという間に12時である。

October 29, 2008

無駄

10月28日
大学というところは合理化という言葉から半世紀は立ち遅れ、しかもそれが平気で放っておかれているのどかな場所である。民間企業からくるとつくづく思う、教員も事務員も無駄が多い。と言ってもいわゆる、裏金とか架空出張というようなことではなく、組織の意思決定や情報処理が無駄が多いということである。たとえば僕らは年に3回は同じような自らの業績書類をそれぞれ5時間くらいかけてつくる。信州大学の工学部だけで100名以上の教員がこれに関わっている。民間企業ならば人事か総務がそうした個人データーを一元管理し、新年度の新しいデーターを加えていくのが普通である。それが提出先が異なるというだけで皆が一から違う書式で同じ内容を作るのである。こんな浪費があるだろうか?言い出すときりがないのだが、教員を減らして人件費を減らすのも不要だとは言わないが、こういう無駄を監視する人を一人でも配置する必要はないだろうか?

October 28, 2008

復旧

10月27日
一日風邪が抜けない日。戻ってきたダイナブックの復旧作業にひどく時間をとられた。特にメールのデーターの扱いはよくわからない。昔のことなどforget about itということか?皆さんお使いのhotmail やg-mailならこういうとき困らないのでしょうか???

October 26, 2008

横トリ

9時に家族みんなで家を出る。僕とかみさんは横トリへ。娘は友達と会い2時に戻る予定。我々も2時に戻る約束で横浜へ。横トリで一番見たいと思っていたのは山渓園にある内藤礼の作品だが、それは諦める。みなとみらい駅から新港パークへ。日曜美術館だけは偶然見ていたがそれ以外の予習はゼロ。というわけで、作品と作者の意外な組み合わせに遭遇してびっくり。マイクケリーなんて巨匠が出している。ひどくコンセプチャルな作品。視覚的対象はほとんど文化祭だなこれは。とバカにしていたが、解説テープを聞きながらかみさんがこれはいいと評価していた。本当かい???僕は最後のミケランジェロ・ピストレットの割れたガラスが好きだった。
急がねば、朝食抜きでお腹が空いたが、レストランには寄らず、残念だけれど赤れんがは飛ばしてbank artへ。ここではテレビにも出ていた勅使河原三郎のガラスの部屋がある。見ごたえはあるがこのガラスの上で勅使河原が躍ったのを5年くらい前に二国で見たことがある私としてはちょっと拍子抜け。ガラスの上の素足のダンスにこそ緊張感がある。それは田中泯の小屋も同じである。中西夏之の絵画はあの場所に生彩を放っていた。
さて?確か小川次郎氏の爆発が屋上にあるはず。と思ってスタッフに聞くのだが展示は3階までとのこと。小川君に電話したら、「いやあるよ。でも6時から」と。そこでなんとかお願いしてちょっと早いが見せてもらった。企画はみかんぐみ。多くのアーティストが参加した屋上占拠である。いいねえ。ルフェーベルが見たら泣いて喜ぶか。ただ誰でもここに行けないことが難点。建物の法的制限でそれができないようである。
今日は2時までに帰る制限に加え、財布忘れて二人のキャッシュが全くない。というわけで飯も食えず、時間もなく、駆け足で帰宅。そのせいか風邪は悪化しなかったが、もちろんよくもならない。でも面白かった。かえりがけかみさんに「悲しいが、昨日のピカソより今日の方が面白いなあ」と言ったら、珍しく彼女もコンテンポラリーアートに軍配を挙げていた。「ピカソはね感動しないのよ」と言う。そうだよなあ。でも何で?

October 25, 2008

ピカソ

午前中六本木にぶらりピカソを見に行ったhttp://ofda.jp/column/思ったほど込んではいない。ピカソは上手なのだろうが、インパクトのある絵がない、、見慣れすぎているのだろうか???家で昼食をとって事務所に、スタッフから昨日の打合せの報告を聞く。まあすごいものだったようだ、嵐のような施主はいるものだ。僕もかつて施主に、5分で帰られたり、定例で怒って名札カードを部屋の外へ投げられたり、いろいろあったが、、、、、。今回は??帰宅後昨日の続きで装飾本を読む。

風邪薬で眠い

朝一でコンペの打合せ。風邪薬のせいか眠い。頭がボーっとするのだが、スタディ模型を見て目が覚める。それらを並べて10時半まで議論。2コマ目は講義。前回はコンピューターが開かなかったが今日は無事でほっとした。毎回コンピューターが開くかどうかどきどきするとすればこんな馬鹿げたなことはない。午後はm2の修士ゼミ。そろそろ佳境。僕は皆の最終着地点を予測しながらアドバイス。そのためには自分なりの修士論文(設計)の合格基準が必要となる。論文のレベル設定はそれなりにたてやすい。しかし大半を占める修士設計のレベル設定は難しい。質と量を問うとして量の設定はそれなりに課してある。しかし量はこのコンピューター時代殆ど意味を持たない。A3の内容を簡単にA!にすることが可能だから。そうなると残りは質を問うことになる。僕の部屋では論文つき設計をしているので先ずは論文が論文としての客観性と発見を持っていること。そして二つ目はその論文での発見が設計に活かされている事。そして最後は設計内容自体が見応えあるもの。まあそういうことになるのだろうがまあ公に提示できるようなものでもない。ゼミが終り再びコンペの打合せ、プレゼンの大まかなレイアウトを決める。図面を付すことが出来ないのはもどかしかったりほっとしたり。
最終のアサマに乗る。金曜日の最終は超満員。風邪薬のせいかひどく眠い。本を読みかけたまま眠りに落ち、気付くと、軽井沢、また読み始めるのだが気付くと大宮、という具合。スタッフに託した九州プロジェクトの施主打合せ記録がメールされてくる。言われっぱなしで撃沈したかと心配したがそうでもない。ほっとする。

October 24, 2008

走り続けること

朝早く起きて研究室から送られてきた模型写真をプリントアウトして事務所の壁に貼り付けた。まだ誰もいない事務所で写真を見ながらその全体像を想像してみた。模型は三種類作られていた。同じテーマで三種類。微妙な差である。メールだけで判断して次ぎの指示を出すのはすごくしんどいのだが、そうやるしかないのだから仕方ない。理解のための情報不足とかそれを伝えるための言葉の問題以前に現前しない対象(もちろん写真とか図面はあるのだが)へ自分をコミットさせるのは結構つらい。
昨日同様ひたすらパースを描いてそれに色を付ける。いい加減なパースにいい加減に色付けするのは慣れているのだが、ちょっと真面目に描いて素人に分かるように色をつけようとするとそのレベルの技は無いのがよく分かる。まあ仕方ない。プレゼン用なのだが、自分の空間理解用でもある。そして何よりもこうすることでその仕事への精神的なコミットが高まることが重要なのかもしれない。これまでもある仕事を忘れかけそうになるとひたすら意味も無くパースを描いたりしたことがある。そうすると何か発見がある。発見があるとまた一段その仕事へのモーチベーションが高まる。竣工するまで作品は成長するのであり、その仕事をよくしたければスタッフとの競走し続けなければならない。最終のアサマに乗る車中天野知香『装飾/芸術―19-20世紀フランスにおける『芸術』の位相』ブリュッケ2001を読む。分厚い本だが面白そうである。

October 22, 2008

パース屋

今日はパース屋になって午前中3枚描いた。午後から金箱事務所の田村さんと構造の打合せ。7時くらいまでかかったかな?夜3枚追加。明日もう2枚描いて水彩色鉛筆で着彩しよう。金曜日の施主プレゼン用なのでそこそこ丁寧に描いていたら時間がかかった。パースが一番納まりが分かる。なんだか未だ変なところが少々あるのだが、これは現場までの間に直していくしかないかな?

October 21, 2008

訂正

週末の無理がたたったのか風邪気味である。痛いのどをひーひーさせながら某社へ。エコヴィレッジのブレスト。イェールの学生、ロンドン大を卒業した中国人、ドイツのエコタウン実践家などいろいろ。エコヴェイレッジレクチャーを受けていると八潮のことが頭に浮かび披露した。皆実に興味を持って聞いている。どこの国でもこうしたサバーバンな都市の自律性が求められているのかもしれない。
午後も引き続き議論が続くのだが、中座して事務所に戻り、九州プロジェクトの図面チェック。スケジュールに追いまくられているがとにかく走り続けいている。夕刻11月で青学で行なわれるシンポジウムの事前打合せ、青学の黒石先生、八束さん、今村さんと夕食をとりながらイアンと何が語れるかを議論。聞きに来るのは社会学系ということのようで、そこでル・フェーベルという訳にも行かない。それならもっと適任がいそうである。かと言って徹底して建築に偏るわけにもいかないだろうし、はて?難しいところである。
昨日のブログで小川君のコメントを書いたら事実誤認と怒られた。彼は詩学に未来が無いと言ったのではなく、「建築でもアートでも演繹的に詩性を導出するのは難しいのではないか?」と言ったのだそうだ。お詫びして訂正いたします。

詩学

奨学金の推薦文を書く。この推薦書は毎年これでもかと言うほどたくさん書いている。希望者が多いのは僕等の頃に比べれば比較的とりやすいからなのかもしれない。
めまぐるしく変化しながら進展している九州プロジェクトの週末の進捗を聞きながら構造の打合せ。地形がフラットではない場所であ基礎のレベル設定が難しい。設計もさることながら現場での監理もやっかいである。
先日仙台からの帰り小川さんが「建築で詩学というようなことを言い出すともう前には進めないのでは?それはある種のエンドではなかいか?」と言っていたのだが、そのこととが気になっている。詩学というような説明不可能な状態は確かにその解読は極めて個人的領域に入っていく可能性がある。そう考えると、そこから先は議論のしようがなくなる可能性はある。ただ、だからと言って、それが理由に前に進めなくなるかというとそうでもないと思う。詩学が創作のエンドであるならば、詩人は創作できなくなってしまう。詩学と言いながらしかしそれを積極的に議論できる領域に引っ張り出すことは可能ではないかそれは詩学の方法論の問題なのだろうと思う。論理性を拒否する物としての詩学ではなく、想像力を生み出す装置としての詩学である。

October 19, 2008

ワークショップ審査

昨晩も眠りについたのは12時を回っていたのだが、今朝は爽快。朝食をとって東北工大へ。学生は徹夜で昨日の課題を作っており、結局模型とパネルが張り出されたのは12時少し前。講師陣とコメンテーターの計7人で14チームから5チームを選ぶ。採点が終り昼食をとりながらホワイトボード上で集計を行なう。議論の末5チームではなく7チームを1次審査通過として7チームをプレゼンへ。2時からプレゼンが始まる。7チームのプレゼン終了後堀口さんから票を入れる。二人目は中田さん、続いて小野田さん、槻橋さん、小川さん、寺内さん、僕、坂本先生。ここで票は若干割れたのが、議論の末、堀口さん、中田さんが票の変更を申請。その結果最後に3案が残る。ここでまた議論。そして最後に無記名投票をした結果二つの案が残り、同率首位とすることに決定。コンペ審査ほど、堅苦しくも無く、かといってナーナーではなく白熱した議論が展開されて、審査している我々にとっては実にエキサイティングであった。このワークショップを最も楽しんだのは先生方だったかもしれない。審査会場で少し懇親会が行なわれ、仙台駅へ。僕と小川さんは打ちあげに、小一時間学生と歓談後、小野田、槻橋両氏と学生らに別れを告げ駅へ。八戸発のハヤテは満員。行きはヤマビコで2時間以上かかったが、帰りは2時間かからなかった。電車の中では小川さんとワークショップを含めて建築論を。
仙台は今や東京に次ぐ建築のメッカである。複数の大学がしのぎを削り、デザインを議論できる多くのそして素敵な先生が集結している。羨ましい限りである。しかし人を羨んでも仕方ない。信州を第3の建築のメッカにするにはどんなが可能性あるのだろうか?

October 18, 2008

仙台へ

昨晩は結局3時頃帰宅、古いパソコンでメールを確認するのだが、うまく動かない。30分ほど寝てから出かけるはめに。事務所によって書類を持って東京駅へ。車中ゆっくり寝ようと思ったのだが、1時間ほどすると目が覚める。どういうわけか眠れない。残り1時間ほど本を読んだり車窓から景色を眺めたり。霧の中に黄みがかった風景が広がる。仙台に着いて改札を出ようとすると小倉善明さんが向こうからはいって来る。その後ろに三栖さんもいる。立ち話。JIAの会合がメディアテークであったようだ。
寺内さん、曽我部さんと会い迎えの学生の車に乗り10時頃山の上の東北工大に着く。槻橋研でお茶。50人近い学生がこのワークショップに参加すべく集まっている。ワークショップの課題は坂本一成水無瀬の別棟別案である。既に14のグループに分かれスタディが進んでいる。1チーム(3人くらい)が10分ぐらいずついろいろな先生のエスキースを受ける。12時に終了。昼食を食べ終わるころ坂本先生が到着、その後東北大の小野田さん、堀口さん到着。二人は明日のコメンテーターである。2時から坂本先生のレクチャー。先日の東工大でのレクチャーと基本的には同じストーリー。集まった学生には少々難しいように聞こえたが的確な質問が続いた。レクチャー後芋煮鍋を皆で食べ、東工大から定年後移られた小野先生も合流し夕食を食べに山を降りる。僕と小野先生は帰り、他の面々はもう一軒。

泣きっ面に蜂

買ったばかりだというのに、、、、朝は快調に動いていたのに、10時半からの講義でさあパワポ開こうとしたら、画面は真っ青、stopx00000000deという画面、セーフモードで立ち上げてもstopx00000000edついにwindows起動せず。1時間真っ白になった頭で、ひたすら平静を装い、大学時代の学生生活の話をする。昼休み東芝に電話したら、しゃーしゃーとリカバリーcdでお直しくださいだって。それって、もしかしてデーターは消えるということですか?と聞くと、大変申し訳ございませんがその通りですとの答え。データーのバックアップは取られてないのですか?とさもこちらに落ち度があるかのような対応。どういう原因でこうなるのでしょうかと丁重に聞くと。様々な要素が重なり、原因は特定できませんと言う。
なんでコンピューターの世界だけ買って一ヶ月しかたたないうちに原因不明で壊れることが許されるのだ???おかしくないか???
午後は製図。が、夕刻学科の技術職員の親族のお葬式に、喪服は学生に借りる。長野で人に会う約束になっていたのだが駅のカフェで30分。、タクシーで葬儀場へ。ぎりぎり焼香に間に合う。駅へとんぼ返り。同僚の先生に喪服を学生に返してもらうように頼み、アサマへ飛び乗る。車中kang sang-jungの『悩む力』講談社2008を読む。今日の気分にぴったりだ。事務所に戻り九州プロジェクトの図面チェック。担当は忌引き。サブスタッフと延々打合せ。2時を回る。帰ろうと思ってまた不幸な事態に気付く。最近携帯が壊れて修理に出していて現在代替機なのだが、その充電器を研究室に置いてきたことに気付く。明日は6時半の新幹線で東北工大にワークショップに出かけるのだがその待ち合わせでなんとしても携帯必携の日なのである。あああ、明日まで電池は持たないだろうなあ??泣きっ面に蜂が100匹くらいたかっている。

October 16, 2008

スケーター

7時台のアサマで長野へ、少々寝不足だが、目は冴えている。イアン・ボーデンのスケートボーディングの本を読み終えた。内容は読み始める前に予期した通りの分かりやすい本なのだが、ひとつだけ気になる言葉があった。それはスケートボーディングが交換価値よりも使用価値を重んじる行為だという言葉である。アダムスミスのこの用語から使用価値が機能主義に引っ張られそうなところだし、拙著でも、建築において計画学は使用価値を作り意匠学は交換価値を作ると記しているのだが、確かにこの視点は正しいだろうし、新鮮でもある。デザインは消費社会の中では消費される運命にあるし、消費されるからこそ交換価値を生む。そしてスケーター達が求めるあるいは確かめているものは決してデザインではない、あるいは消費される何かではない。それは町の中で彼らにとって使える何かなのである。滑れる地面であり飛び跳ねる台なのだろう。そしてそういう使えるものを確認していく作業こそが建築なのだというのがボーデンの思想なのだと理解した。
長野はひどく寒い。東京ではうまくことは運んでいるのだろうか?心配しても仕方ないのだが、、、10時からゼミ。終わったのは夕方。そしてコンペの打ち合わせ、飯を食って、書類作り。久しぶりに兄貴から長文のメールが届く。内容はかなりまじめ。こちらもまじめに長文のメールを返す。

October 15, 2008

いろいろ打ち合わせ

朝一で金箱事務所を訪問。長い付き合いだが、事務所に行ったのは初めて。雅叙園のちょっと上。ドレメの建物が密集しているなかにある。9時前だと言うのに既に仕事をしているスタッフがいた。この事務所夜は遅く朝は早い。目黒は遠いようでうちの事務所から南北線で一本。k-projectの現場に寄ろうかと思ったが、ちょっと遅い。事務所に戻りコンペのスケッチ。k-projectの週例からもどったt君に様子を聞いたら今日のアンカー検査は延期になったとのこと。どうして?アンカーが半分も入ってないとか。どうしてそういうことを所長は事前に伝えないのだろうか?怠慢である。
午後一、リーテムで打ち合わせ。2時間ほど現場の進捗、設計変更、増額工事の承認など。中座し事務所に戻り、九電工との打ち合わせ、確認設備図が概ね上がってきた。久し振りに見る設備屋さんの設備図。われわれの描く設備図と違って見やすい。一安心。も、束の間。スタッフの親族に不幸の知らせ。バックアップ体制を作るべく、他のスタッフに電話やメール。

October 14, 2008

コンペ

今日は一日事務所。1週間ぶりに帰国したナカジに中国の様子を聞く。ついに建物は2階までコンクリ打ちが終わっているのだが、サッシュの増額のけりがつかず、未だにサッシュ図はあるのだが製作できない状態。そろそろ話しをつけないと工期が遅れる。
コンペの申込書をまとめる。先日の質疑で協力事務所は担当が異なれば事務所は重複しても可ということなので再度設備、構造へお願をする。最初は協力事務所なしで行こうかとも思っていたが、やはりそれなりのアドバイスは欲しい。早くアドバイスをもらえるところまで行きたいのだが、、、、なかなか進まない。

October 13, 2008

大学仕事

今日は朝から大学の仕事。今日がそろそろデッドライン。一つ目は授業のパワポづくり。今年から教養的課程にある1年生に専門の基礎を教えることになり各先生で分担することになった。僕は図学的な講義の一部として、軸測図を教えることになっている。そこで図学の教科書をスキャンしながらパワポを作った。その作業をしながら自分が大きな誤解をしていたことに気がついた。僕はコルビュジエがよく使うようなミリタリー投象とかカバリエ投象は軸測図の一部だとばかり思っていたが、これは用語法の完全なる誤解。軸測図とは正投象(画面に垂直な光線が生み出す図)でありアイソメなどがその一つである。一方ミリタリー、カバリエなどは画面に斜めに入る光線によって生み出されるものでこれは斜投象と呼ばれるものだった。ああ恥ずかしい。講義のパワポは何とか午前中に作り上げた。午後は二つ目の科研の応募書類作成。テーマに関する過去の論文をひたすら読む。量が多くなかなか大変な上に知らぬことが多い。やっと夕方読み終わる。自分の興味のある分野は結構いろいろな人がそれなりにやっていることが分かる。もちろんそれでも今自分の研究室でやっていることのオリジナリティが崩れるわけではないのだが、既往研究との差についてその意義の書き方が難しい。

October 12, 2008

怪物N

昨日は級友たちと夕食をとり、最後に10人以上我が家にやってきた。そして酒豪でならしたNが最初に眠りに落ちたそうで、その脇で僕も寝ていたとのこと。Nは独りで焼酎を一升以上あけたようなのだが今朝起きるとけろりとした顔をしていた。「二日酔いじゃない?」と聞くと「僕は二日酔いにはならない」と言う。彼は琉球大学から台湾に留学して、現在は中国語ぺらぺらでシルクロードを中心とした一か月程度の旅を企画しガイドする旅行代理店兼ガイドである。中学一年の時から180近い身長と80キロくらいの体重。当時は化け物に見えた。そして、今でも結構化け物である。「朝食食べられる?」と聞くと「うん」と答える。「僕らはヨーグルトとオレンジにするけれど」と言うと「じゃあおれも」と言うので本気かと思ったらそれは遠慮だということが後で分かる。かみさんがやっぱりちゃんと作ろうかと卵など焼き始めたら食べる食べる。パンも3枚食べたのには驚き。
午後浦和まで書道の展覧会をかみさんと見に行く。この先生は去年まで信州大学の教育学部の教授だった。数十年前は僕らの中学の書道の教師だった。そして日本の両手には入る巨匠の域に入る人である。その人とその門下生の展覧会である。浦和のホールは前川國男の設計した有名な建物。なかなか素敵な場所。そして書自体も見ごたえのあるものだった。

ホームカミングディ

10月11日
母校(中高)の120周年行事としてホームカミングディという日が作られた。なんのことはない「卒業生学校においで下さい」というものだ。同窓会館を作るという話がありobの建築家たちの作品が展示されてもいる。僕は出してないがパートナーの木島さんや先輩たちの案が展示中。馬術部の馬がいたり、obのジャズピアニストの演奏やら、いろいろ盛りだくさんだったようである。僕は建築展示のdvdを回収しに閉会30分前に行った。数十年ぶりに行って、中学校の昔の教室に入ってみた。高校にも行って暗い廊下を歩いてみた。地学教室の標本箱も昔のまま、うっすらと埃をかぶっている様子も変わってない。今は同級生がこの地学の先生となっている。そこで昔の級友やらクラブの仲間にあった。医学をやっているSはノーベル賞をとったクラゲの研究が医学界の研究を画期的に変化させたことを教えてくれた、物理をやっているAはその昔、益川さんと一緒に研究したと言っていた。ノーベル賞とれる?と聞いたらもうひとつ画期的発見をしたらね。とすごいことを言っていた。

October 10, 2008

イアン・ボーデン

8時からコンペの打ち合わせ。建築のコンセプトは形になったのだが、建築を作るためのコンセプトがまだ理解されていない。そこで止まっているのだが、、、、どうしようかな?2コマ目は講義。研究室の院生が言うには2年生にとってこの授業はちょっと難解。彼自身2年の時に聞いた時はよく分からなかったという。そうだろうか??しかしそれを聞いたら講義恐怖症になりなんでもかんでもひどく簡略化して話していることに気付く。今年からは教科書(『建築の規則』)もできたので理解が深まるといいのだが。午後は製図。今年の2年生はいかほどか?こっちがわくわくするものがたくさん出てきて欲しいのだが、、、まだ2回目なのでよく分からない。研究室で雑用を終わらせ食事をしてからアサマへ。車中イアン・ボーデン『スケートボーディング、空間、都市‐身体と建築』新曜社2006を読み始める。分厚い本だが、内容はそれほど複雑ではなさそうである。彼はロンドンで修士をとってからロサンゼルスのuclaも修了している。どうもそこにいたのは僕が修了した直後のようである。そこで彼はスケーターになった。そしてルフェーブル研究家のソジャの講義も聞いたそうだ。それが直接の原因かどうか知らぬが、ルフェーベリアンとなってこの書となったようである。

October 9, 2008

all aout Sakamoto Kazunari

昨晩は遅かったのだが早々に目が覚めてしまう。大学関係のメールのやり取りをしてから事務所へ。郵便を出したり、新しい事務所レイアウトの図面を見たりした後、研究室から送られてきたコンペ案を見る。徐々に近づいているのかもしれないが、まだ全然。昨日坂本先生も言っていたが、「あ、これで行けるな!」と思う瞬間は直感的なものである。その瞬間はくるのだろうか?
午後建築noteの最新号が届く。編集、取材に協力した坂本先生の特集が載っている。題してall about Sakamoto Kazunariこの特集の圧巻は見開き一面の坂本先生のアップの写真。人物専門の写真家が撮っただけあって先生の眼光の鋭さが余すところなく再現されている。そのページの先生の紹介文からその後の槻橋さんとの鼎談、巻末のインタビューまで一日かけた取材記事である。ぜひ店頭で手にとってご覧あれ。なかなか見ごたえ(読みごたえ)あるものになっている。午後スタッフと少し打ち合わせをし、夕刻長野に向かう。

シンポジウム

今日は夕方6時から坂本一成展のシンポジウム。奥山さんの司会で八束さん、坂本先生と何かを話す。東工大のある大岡山へは事務所のある四谷から南北線で一本。電車の中で今日は何を話そうかとメモをとる。しかし僕が何を話そうと恐らく、八束さんはマイペースで坂本先生を歴史的なドラマの中に位置付け、そして坂本ストーリーを築くだろう。それとどう噛み合うものか?いくつかのテーマとそれにまつわるエピソードを考えているうちに大岡山に着く。駅前広場で佇んでいると信大の学生に会う。はるばる東京までごくろうさん。しかし、かけた時間と金に値する何かがあるだろう。
会場は定員の倍くらいの人数でごった返し、入れない人がロビーにあふれている。会場内も通路と言う通路は立ち見や座り見である。話は予想通り八束さんの歴史的なアナロジーが展開される。僕は僕でそれに応答するわけでもなく、坂本一成にどうしたら肉薄できるか、あるいはこの若い聴衆に坂本一成を理解させるためにはどうしたらよいのかと考えて微妙に単独行動であった。それなりに坂本先生を批評するかたちにはなったのではと楽観的。終わったあと堀池さんにもっと語らなくてはと言われたのだが、まあ八束さん相手にそうもいかない。
終わって司会の奥山さんと、八束さん、坂本先生、天内君、ギャラ間の遠藤さん等と夕食をとる。八束さんとは11月の青学でのシンポジウムでお会いすることを楽しみにお別れする。その後天内君らともう一杯。現代建築論に花を咲かせた。楽しい夜だった。

October 7, 2008

ヴァーチャル空間

午前中キャンパス計画の会議。昼食後雑用をいろいろ終わらせてアサマに乗る。車中クリストファー・ホロックス小畑拓也訳『マクルーハンとヴァーチャル世界』岩波書店2005を読む。薄い本なのですぐ読める。巻末の吉見俊哉の解説にヴァーチャル世界の大学教育が書かれていた。ネットが知の取得を容易にした一方で、学生(あるいは教師も)無意識的、意識的を問わず論理の剽窃を容易にしてしまった状況を述べる。しかしそれでもネットにおける知の可能性があるのでは?として自らの大学での事例を紹介している。それがなかなか面白い。授業タイトルは「吉見俊哉を打ちのめせ」である。内容はこうだ。授業の数日前までに教師はその授業で対象とする自分の論文を提示する。受講者はやはりネット上のスレッドにその論文についての批判を行う。それは事実誤認から論理の立案の方法までどのようなことでもよい。そして、このスレッドに書き込むということは既に書かれた内容に反応して、それ以上の批判を試みたり、それに影響をうけて逆にそれとは違う批判を試みるなど、バーチャルな相互関係が生まれるという。そしてこの批判をまとめて担当学生が代表して授業で吉見俊哉を批判し教師はそれに抗するのだそうだ。
これはなかなか面白い。そしてこの方法は僕が4年前から信大をはじめ、東大、早稲田で行っている「建築の規則」や「建築の条件」の講義方法と近い。これらの講義では講義ごとに簡単な議論のテーマを与えブログ上でそれにコメントさせるのである。その狙いは吉見と同様で、人の書いた内容を見ることにある。ひとが何を考え、それに反応したり、それを避けたりすることが、ヴァーチャルな空間の中で達成できるのである。90分の授業ではなかなか時間的にできないことがここではできるし50名近い学生がそれを短時間で共有できる所にヴァーチャル空間の可能性はある。

秋雨

午前中は後期最初の学科会議。たまった案件が多く昼ころまでかかる。午後はm2のゼミ。論文は一人で残りは設計。設計の学生たちはコンセプトづくりに懸命だが早く設計にとりかかって欲しい。毎年最後時間切れで後悔している学生ばかり。早く始めるのが勝ちなのだが。夜は研究室の後期へ向けての飲み会ということなのだが去年もやっただろうか?記憶にない。
今日は朝から雨。大雨になったり小ぶりになったり。秋雨か?こうして日毎に寒くなると思うと気が重い。

October 5, 2008

作曲家の諦め

今日はゆっくり自宅で読書。読みかけの『斜めにのびる建築』『自民党政治の終わり』を読む。斜めの機能は身体感覚、自然、そして動線建築というところのようだ。昔、修士論文で芦田君が研究していたことを思い出す。午後大澤真幸編『アキハバラ』岩波書店2008を読む。この事件は犯罪の悲惨さを超え、さまざまな問題を提起しているようである。この本ではそうした問題の周縁(あるいは核心)の現れ方を10名くらいの論客が語っている。中でも和田伸一郎の論考は興味深い。人々が被るさまざまな問題はそれが内にこもる場合と外に発散される場合がある。問題が犯罪に向かう筋道は前者の場合が多い。これを後者のルートへ結び付けられないかと著者は問う。つまり一人の問題を人々の間で共有できないかと?そしてその環境として、「道」というものを提起する。既成の概念で言えばデモのようなものなのかもしれないが、違う方法もあるかもしれないとイマジネーションを掻き立てられる。
夕刻事務所に立ち寄り、その後長野へ。車中雑誌『談』#82「音はどこにあるのか」を読む。小沼純一×渋谷慶一郎の対談が面白い。渋谷は電子音楽をやる理由の一つとして演奏家が自分の欲する音を出せないという諦めを語っていた。建築家も施工者が自分の欲しい形を作れないと諦めることがないではない。しかしそういう場合にドローイングアーキテクトになればいいと諦められない。し、もしそういう道が作曲家のように簡単に用意されていたとしてもたぶんこの面倒くさい共同作業を放棄はしないだろうなあと感じた。

October 4, 2008

八束さん

朝新宿に行ってブランチと買い物。昼から事務所で工務店質疑のチェックなどしているうちにA0メンバー来所。とろとろ進んできたがやっと今日で僕の班は9章conclusionが終わる。しかしまだ序章と8章が残っている。なんとか来春までには終わらせたいところなのだが。焦っても体に悪いから淡々とやろう。
黒石さんから青学のシンポジウムhttp://sensing-cities.com/ja/timelineの企画書がメールされてくる。ご一緒するのが今村さんと八束さんであることを知る。八束さんとは来週も坂本シンポジウムでお会いするので連続である。お手柔らかにというところである。八束さんにはその昔学生時代、製図第三でエスキスしていただいた。非常勤講師磯崎新の助手か代理で毎回東工大に来られていたように記憶する。そしてエスキスでは学生の作る案のオリジナルを探しあてては「それは〇〇年に△△が作ったものと同じである」と、その知識量で学生を圧倒していた。もちろん僕もそうやってやり込められてぐーの音もでなかったわけである。そんな方とシンポジウムをするのはどうも想像できないのだが。

後期初日

早朝学生が進路の相談に来る。30分ほど話す。聞いていると悩んでいることが微笑ましいのだが、相手は真剣。僕も学生ならこういうことに頭を痛めていたかもしれない。2コマめ後期最初の講義。講義室に行くと天井からぶら下がるプロジェクターが新しい。僕のノートパソコンも新しい。それが理由かどうかわからぬが講義用のパワポが映らない。10分格闘したが映らないのであきらめてひたすら話す。そしてちょっと板書。しかしパワポを使うより学生の顔がよく見えてこれもまたいいなあと感ずる。午後は製図の初日。敷地へ行く。今年は須坂の山の麓。自然があふれる新興住宅地である。敷地としてはなかなか面白い。1区画売れ残っていたが400㎡で2000万程度である。坪17万く。敷地説明を終えて大学に戻りコンペの打ち合わせ。やりたいことがあるのだがやり方が見つからない。ずーっと考えているのだが???最終で東京へ。

October 2, 2008

戸田君の仕事

朝8時からk-projectの施主定例。現場は基礎配筋がほぼ終了している。台風一過の快晴で短時間に終了。8時に現場はさすがに応えるが、出勤前にやりたいという施主の意向で仕方ない。事務所に戻り九州プロジェクトのインテリアのスケッチ。大空間のインテリアをただ単一素材でやるのではなくもう少し変化をつけてみたい。空間の大きなスケールが分からなくなってしまうような作り方はないだろうか?あるいはその逆のような。
朝早く起きたからなのか、昼が少なかったからなのか夕方になったらエネルギー切れ。四谷で夕食をとって夜のアサマに乗る。車中、戸田穣君から送られてきたクロード・パラン戸田穣訳『斜めにのびる建築』青土社2008を読む。戸田君は『言葉と建築』の共訳者であり、現在パリで勉強する学徒である。素敵な装丁の本に仕上がっている。先ずは訳者による解題があるのでそこから読み始める。彼によればミースを含めてモダニストとは過去との断絶を引き起こした革命家ではなく、水平垂直建築の過去を結晶化させたに過ぎない。真の革命家は斜めを生み出したパランであり彼こそが現代建築の潮流の契機を作りだしたのだという。まあだいたい同感である。そのあたりは拙著『建築の規則』の斜線性のあたりにも詳しい。訳ができたのはだいぶ前だったようで出版の機会に恵まれたのは嬉しいことである。

October 1, 2008

坂本個展オープニング

九電工が午前中来社。久々に設備設計をプロにお願いしている。自分たちでやるよりは安心できる。午後リーテムに打ち合わせに行く。社長の時間がとれるか不明だったが、なんとか少し打ち合わせることができた。外装の色を相談。やはり200メートルの帯は赤にすることに決まる。事務所に戻りサッシュの打ち合わせ。
乾さんから届いた本を持って坂本先生の展覧会のオープニングに向かう。電車の中で本を読む。なんだかとても、しみじみと言いたいことが伝わってくる。これから向かう坂本先生の展覧会のテーマは日常の詩学なのだが、乾さんの目指すものは日常性のほんの少し先のようである。この本はコンセプトブックでもないし、作品集でもない。プランが載っているでもなく、竣工写真が見られるわけでもない。ボヤーとしたイメージとその時の乾さんの気持ちだけが書かれている。建築家の書いた本としては理顕さんのもの以来久しぶりによく伝わる本である。
パーティーはすでに始まっていた。そこで乾さんに会い本の御礼。八束さんと会い来週のシンポジウムのごあいさつ。「話すことがないなあ、坂牛君と坂本先生の話を聞いているよ!」と言われ戸惑う。千葉さんに本のお礼をされる。こちらも、オープンハウスの招待をもらいつつ行けないことを詫びると、「薄利多売で」と謙遜。大学での兼業の話を聞く。東大の先生はこぞって申請中とのこと。千葉さんが取ったら僕も取ろう。槻橋さんとあいさつ。建築ノート坂本特集の労をねぎらう。石黒さん、若松、日建の原田、杉山君らとお話。橋本文隆さんとは林さんのところでもお会いした。再び付属同窓会館の話。スチュワートさんに再就職のお祝いをする。
展覧会自体はなかなか素晴らしい出来だと思う。なにせヨーロッパ巡回展の展示品をそのまま持ってきただけあってコンテンツが充実している。迫力である。2次会に誘われる。坂本世代の御歴々(腐れ縁)。理顕さんとは塩尻コンペ以来だが、中国の話をいろいろ伺う。富永さんからは法政の話を聞く。伊東さん、小泉さん、金箱さん、小島さん、奥山さん、塚本さん。飲みたい気持ちはやまやまだが、明日早いのでお先に失礼して帰宅。

来週10月8日18:00からこの展覧会の企画で坂本先生、八束はじめさん、私でシンポジウム(司会奥山先生)を行います。興味のある方は是非東工大百周年記念館までご来場ください。詳細は下記ウェブサイトをご参照ください。http://www.libra.titech.ac.jp/cent/event/11thEvent.html