« ピカソ | メイン | 復旧 »

横トリ

9時に家族みんなで家を出る。僕とかみさんは横トリへ。娘は友達と会い2時に戻る予定。我々も2時に戻る約束で横浜へ。横トリで一番見たいと思っていたのは山渓園にある内藤礼の作品だが、それは諦める。みなとみらい駅から新港パークへ。日曜美術館だけは偶然見ていたがそれ以外の予習はゼロ。というわけで、作品と作者の意外な組み合わせに遭遇してびっくり。マイクケリーなんて巨匠が出している。ひどくコンセプチャルな作品。視覚的対象はほとんど文化祭だなこれは。とバカにしていたが、解説テープを聞きながらかみさんがこれはいいと評価していた。本当かい???僕は最後のミケランジェロ・ピストレットの割れたガラスが好きだった。
急がねば、朝食抜きでお腹が空いたが、レストランには寄らず、残念だけれど赤れんがは飛ばしてbank artへ。ここではテレビにも出ていた勅使河原三郎のガラスの部屋がある。見ごたえはあるがこのガラスの上で勅使河原が躍ったのを5年くらい前に二国で見たことがある私としてはちょっと拍子抜け。ガラスの上の素足のダンスにこそ緊張感がある。それは田中泯の小屋も同じである。中西夏之の絵画はあの場所に生彩を放っていた。
さて?確か小川次郎氏の爆発が屋上にあるはず。と思ってスタッフに聞くのだが展示は3階までとのこと。小川君に電話したら、「いやあるよ。でも6時から」と。そこでなんとかお願いしてちょっと早いが見せてもらった。企画はみかんぐみ。多くのアーティストが参加した屋上占拠である。いいねえ。ルフェーベルが見たら泣いて喜ぶか。ただ誰でもここに行けないことが難点。建物の法的制限でそれができないようである。
今日は2時までに帰る制限に加え、財布忘れて二人のキャッシュが全くない。というわけで飯も食えず、時間もなく、駆け足で帰宅。そのせいか風邪は悪化しなかったが、もちろんよくもならない。でも面白かった。かえりがけかみさんに「悲しいが、昨日のピカソより今日の方が面白いなあ」と言ったら、珍しく彼女もコンテンポラリーアートに軍配を挙げていた。「ピカソはね感動しないのよ」と言う。そうだよなあ。でも何で?

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://ofda.jp/lab/mt/mt-tb.cgi/3910

コメントを投稿