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シンポジウム

今日は夕方6時から坂本一成展のシンポジウム。奥山さんの司会で八束さん、坂本先生と何かを話す。東工大のある大岡山へは事務所のある四谷から南北線で一本。電車の中で今日は何を話そうかとメモをとる。しかし僕が何を話そうと恐らく、八束さんはマイペースで坂本先生を歴史的なドラマの中に位置付け、そして坂本ストーリーを築くだろう。それとどう噛み合うものか?いくつかのテーマとそれにまつわるエピソードを考えているうちに大岡山に着く。駅前広場で佇んでいると信大の学生に会う。はるばる東京までごくろうさん。しかし、かけた時間と金に値する何かがあるだろう。
会場は定員の倍くらいの人数でごった返し、入れない人がロビーにあふれている。会場内も通路と言う通路は立ち見や座り見である。話は予想通り八束さんの歴史的なアナロジーが展開される。僕は僕でそれに応答するわけでもなく、坂本一成にどうしたら肉薄できるか、あるいはこの若い聴衆に坂本一成を理解させるためにはどうしたらよいのかと考えて微妙に単独行動であった。それなりに坂本先生を批評するかたちにはなったのではと楽観的。終わったあと堀池さんにもっと語らなくてはと言われたのだが、まあ八束さん相手にそうもいかない。
終わって司会の奥山さんと、八束さん、坂本先生、天内君、ギャラ間の遠藤さん等と夕食をとる。八束さんとは11月の青学でのシンポジウムでお会いすることを楽しみにお別れする。その後天内君らともう一杯。現代建築論に花を咲かせた。楽しい夜だった。

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