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坂本個展オープニング

九電工が午前中来社。久々に設備設計をプロにお願いしている。自分たちでやるよりは安心できる。午後リーテムに打ち合わせに行く。社長の時間がとれるか不明だったが、なんとか少し打ち合わせることができた。外装の色を相談。やはり200メートルの帯は赤にすることに決まる。事務所に戻りサッシュの打ち合わせ。
乾さんから届いた本を持って坂本先生の展覧会のオープニングに向かう。電車の中で本を読む。なんだかとても、しみじみと言いたいことが伝わってくる。これから向かう坂本先生の展覧会のテーマは日常の詩学なのだが、乾さんの目指すものは日常性のほんの少し先のようである。この本はコンセプトブックでもないし、作品集でもない。プランが載っているでもなく、竣工写真が見られるわけでもない。ボヤーとしたイメージとその時の乾さんの気持ちだけが書かれている。建築家の書いた本としては理顕さんのもの以来久しぶりによく伝わる本である。
パーティーはすでに始まっていた。そこで乾さんに会い本の御礼。八束さんと会い来週のシンポジウムのごあいさつ。「話すことがないなあ、坂牛君と坂本先生の話を聞いているよ!」と言われ戸惑う。千葉さんに本のお礼をされる。こちらも、オープンハウスの招待をもらいつつ行けないことを詫びると、「薄利多売で」と謙遜。大学での兼業の話を聞く。東大の先生はこぞって申請中とのこと。千葉さんが取ったら僕も取ろう。槻橋さんとあいさつ。建築ノート坂本特集の労をねぎらう。石黒さん、若松、日建の原田、杉山君らとお話。橋本文隆さんとは林さんのところでもお会いした。再び付属同窓会館の話。スチュワートさんに再就職のお祝いをする。
展覧会自体はなかなか素晴らしい出来だと思う。なにせヨーロッパ巡回展の展示品をそのまま持ってきただけあってコンテンツが充実している。迫力である。2次会に誘われる。坂本世代の御歴々(腐れ縁)。理顕さんとは塩尻コンペ以来だが、中国の話をいろいろ伺う。富永さんからは法政の話を聞く。伊東さん、小泉さん、金箱さん、小島さん、奥山さん、塚本さん。飲みたい気持ちはやまやまだが、明日早いのでお先に失礼して帰宅。

来週10月8日18:00からこの展覧会の企画で坂本先生、八束はじめさん、私でシンポジウム(司会奥山先生)を行います。興味のある方は是非東工大百周年記念館までご来場ください。詳細は下記ウェブサイトをご参照ください。http://www.libra.titech.ac.jp/cent/event/11thEvent.html

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