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June 30, 2013

これはちょっと驚き!

韓国の出版社からメール。企画中の本に「内の家」を掲載したいとのこと。こういう話は最近何でもスタッフや助手任せ。そのうちにどこから何を頼まれたか自分では把握困難になっている。掲載リストをきちんと作るべきだと反省。
最近眠くて12時には寝ているせいか起床も早く5時には目が覚める。その後寝る時もあればそのまま起きている時もある。今日は日曜なので二度寝して7時半に起きた。しばらくラジオ聞いて果物食べてジム行って走る。ヨガやってシャワー浴びて、チャリで話題のアーティストJRを見に行ったらワタリウムの前に長い列。ここで入場制限にあうなんて初めて。なかなか刺激的な展覧会。リオのファベーラで階段に人の顔を描くプロジェクトが一番好き。
表参道を一周したら素敵なお店に遭遇。このファサードスクリーン一見の価値あり。
夕方大学へ。コンペのエスキス模型を見る。作る傍からいろいろ変えなければいけない部分が現れる。残り二週間。

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June 29, 2013

スカルパを見ながら「汚れ」と「風化」の差を考える

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高校の建築関係者OB会を行った。場所は幹事である石橋さんの母校でありやはり幹事である坂牛の仕事場である理科大のOB会館。この会は本来会員の竣工作品を愛でる会なのだが、最近東京近郊で会員の作品がなく今日のテーマは高田典夫さんのスカルパツアー。高田さんはレンゾピアノの事務所にいたのでイタリア通である。優雅な旅のお話は羨ましい限り。これをみながらあることが気になった。それは汚れ。スカルパのコンクリートはきれいなものもあるけれどブリオンベガなんてかなり汚い。でも高田さんに言わせればこの汚さがいい。ではこの汚さの良さとはなにのだろうか?僕の最近のエイジング研究によれば(なんて別に研究しているのではなく単なる最近の観察によれば)汚れが局部的な場合それは汚れになる。しかし見渡す限り汚れていれば汚さは気にならない。その時それを形容する言葉は「汚れ」から「風化」という美しい言葉に代わるのである。例えば今朝撮った四ツ谷の崖写真。コンクリート擁壁は美しく汚れている。この大壁面全体が余すところなく汚れているから「汚れ」から「風化」に変身するのである。

June 28, 2013

上田宏さんに模型写真の撮り方を教わる

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午前中早稲田行って昼から学会で構造をテーマとした学生プロジェクトコンペの審査。今日は斉藤公男先生、新谷先生、金田さん佐藤淳さん名和さん、意匠ではヨコミゾさん工藤さん大西さん福島さんなどなどが集まって2時間議論の末10選んだ。この10案は7月に学会広場で実際に作りさらに最優秀賞を決める予定。去年の最優秀賞は理科大だったようだが、今年はエントリー0。淋しいねえ。
その足で東京駅丸善に行きごそっと本を買って大学へ。1時間ほどコンペのスケッチをして6時にカメラマンの上田さん来校。今日は製図の最初の1時間半を模型撮影講習会とした。バカちょんデジタルでどこまでとれるかデモしてもらった。簡単にできて効果的な技は露出を変えた同じ構図の写真をフォトショで重ねあわせ近目を明るくする。これでかなり奥行き感が作れる。お試しあれ!!
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隣のトトロスペイン語版だと私の隣のトトロになるわけだ

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昼大学でランドスケープデザイナーの西田さんとコンペの打ち合わせ。先日メールで打ち合わせをお願いしたら、ブラジルでサッカー見ているという返事。さすが余裕の人。小一時間貴重なアイデアをいろいろもらった。夕方会議の後予定では藤原さん小西さんの大学院製図の中間発表会だったが藤原さんが来られなくなり急きょ延期。これ幸いとコンペスケッチを進める。帰宅すると航空便でトトロDVDが届いていた。隣のトトロスペイン語版である。MI VECINO TOTORO。最近スペイン映画をスペイン語字幕で見ている。どうして彼らはこうも早口なのだろうと驚くばかり。

June 27, 2013

軒先に樋つけたくなければ、、、、犬走りですね

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今日は梅雨らしい強い雨である。昼大学についてアーケードの下を歩いて学食に行こうとしたら、犬走りがあることに気付いた。そして上から雨だれが落ちてくる。これってランドスケープの装飾ではなく本当の犬走りである。そして見上げるとアーケードの軒スラブ先から雨水が垂れている。よく見るとコンクリートスラブの先端に伝統建築の鼻先についているような板がついている。その板で軒の雨水が飛散しないようになっている。伝統建築なら木だがここではリン酸処理した鉄板である。この写真よく見ると軒先にスリットが見えるがそこから雨水が落ちている。
ここに樋つけたくないものね!!

June 25, 2013

エスキスチェック

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4年生の前期自由課題の中間発表会。今日は提出が義務付けられているので履修者全員の作品が貼りだしてある。と言うわけで今までエスキスで見たこともないものも貼りだされている。そう言うものにすごいのがあったりすれば嬉しいのだが、ただ単に進捗が遅いと言う結果を露呈するだけである。今までエスキスを見たものについて言えばその8割は数週間前とほとんど変わらない。そう言うものについては今日はコメントしないことにした。今日初めて見る一部の先生にコメントはお任せである。そりゃそうだ。数週間前に既に言ったことをまた言う気にはなれない。そしてコメントしたくなるものが片手で数えられる程度しかいないと言うことはどういうことなのだろうか?こんな中間発表会などやるだけ無駄と言うことか?おもわず自分のエスキスはじめてしまう(おっとなかなかいいな。明日模型を作ろう)。これは教師の怠慢ではなく生徒怠慢の結果である。

June 24, 2013

川久保玲⇔坂本一成

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南谷恵理子さんの書いた『THE STUDY OF Come des GARCON』リトルモア2004の中で著者は川久保の服の作り方の本質として「身体の零度」をあげている。その意味するところは、創造の現場での「冷酷なまでの着る主体の不在」。言い換えればその服を着ることで「人が知的に見えるとかセクシーに見えると言った同一性獲得願望に」かかわらないということである。この主張を建築に置き換えれば「冷酷なまでの住む主体の不在」ということになる。そしてもしそうした態度を貫いた建築家をあえて挙げるとするならば篠原一男であろう。しかしそうしたアナロジーよりも、衣の世界における着る主体の存在自体に注目してみたい。というのも住の世界では住人と言うものをその住への要望者として照射することはあっても、建築と一体となった同一性を生み出す主体として見ることはまずないからである。しかしもしかすると、そうした住む主体と建築が一つのアマルガムのようなものへ生成する建築と言うものもあるのかもしれないと思う。いや少し前の建築はむしろそれが普通だったのではなかろうか?建築が流通する商品となった時からこうした契機が失われたということなのではなかろうか?
実は坂本一成さんが求めている環境としての建築と言うのは逆に言うとこうした住む主体の復権につながる行為なのではなかろうか?

川久保玲の創作哲学に坂本一成を読むヒントがあるというのも面白い。

June 23, 2013

国立新美から大学は一本近い!

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朝2冊のスタイケンン写真集を眺めていた。ピクトリアリズムからストレートへの変化が見て取れる。時代の流れを感じる。
昼ごろ国立新美術館に行って配偶者の作品を見る。宋の時代の書家米 芾をもとにした字である。隣の部屋の中世の巨大タピスリーの展覧会も見る。タピスリーというものは壁面の装飾品だが、石壁の遮熱、遮湿も目的としていたそうだ。
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乃木坂から金町へ。研究室に八百屋でバナナとオレンジをおやつに買う。今年のオレンジは美味しいな。2時ころついて少しスケッチ。4時ころ石橋さんが合流して学生を含めてゾーニング案の検討。5つくらいある案にはそれぞれ重要なテーマが隠されている。それらは全て足し算できるものとは限らないがポイントをいくつか抑え合体できそうだ。既存の状況を残しながら新たなものをはめ込んでいく作業である。4時間ぐらい検討の末ベースのゾーニングが生まれる。これを1/300で図面化してみる。屋根の形状の作り方を考える。それらをデベロップするように指示して帰宅。
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June 22, 2013

都心の川はビルのお尻が並んでいる!

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理科大東京父兄会が後楽園のプリズムホールで行われ二部工学部代表で行ってきた。理科大はこの手の会を全国のすべての都道府県で行っている。信大でもこういう父兄会があったが、会場は大学でそこに全国から親御さんが来られていた。甥っ子は早稲田に行っていがそういう会は大学で行われていたそうだ。娘も早稲田だが、そんな通知は私には来ない(来ても行かないが)。
こういう会は丁寧な対応として感謝され、大学の競争力をあげる。企業としての大学にとって懸命な方策である。例えば日建設計ではそのOB組織として「日建会」というものがあり、年に一度大パーティーが行われる。相当の出費だが、その結束力を高め企業の繁栄につなげていくわけである。

夕方この回も終わり、後楽園から水道橋駅へ。駅手前には神田川があるのだが真っ暗だ。都心を流れる川の両脇はビルがお尻を向けていることが多い。江戸の土地区画がこうなっていたわけだ。川の両脇が道路だったらまったく違う風景になっていたろうに。

June 21, 2013

「命と取り換えても作りたいのか」と

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早稲田あゆみbooksで買った山本耀司 聞き手 宮智泉『服を作る―モードを超えて』中央公論新社2013の後半で著者は100の質問に答える。

共感する4つのQ&A

54-自分専用のはさみを持っていますか
持っています。これは人に触らせません。
(かっこいいなあ)

76―デザイナーになって損をしたことは?
いっぱいあります・・・ファッションは芸術という表現分野ではマイナーに見られるんだなと。でも僕はそう思っていません。言葉にできないものを形にする最先端の表現だと思っています。だからどんなに知性があってもファッションをバカにしている人は信用できない。(右に同じ)

89―服のことを考えない日はありあすか
ないです。三六五日考えています。(建築のことを考えない日はあり得ない)

96―デザイナーを目指す人に言いたいことは
「命と取り換えても作りたいのか」と
(建築を目指す人も同様,そうじゃなければさっさとやめた方がいい)

June 20, 2013

都市の夜空

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研究室の机には誕生日に学生にもらったマウスパッドが置かれている。これは坂牛の牛模様(ホルスタインがら)ということなのだが、どう見ても牛には見えない。
たまたま最近読んでいる近森高明『ベンヤミンの迷宮都市』2007がベンヤミン特有の遊歩者は観察者であるだけではなく陶酔者なのであると主張している。
そう!この模様は陶酔者に見える都市の夜空にたなびく雲のようである。

June 19, 2013

僕のノートに足乗せて寝入ってしまった

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今日は長い一日。5時頃目が覚め、ストレッチしてジョギング。このくらいの時間は街にまだ人がいないから気持ちいい。朝食をとって外国語のラジオを二つほど聞いていたら8時。家を出て8時半の浅間に乗って軽井沢。今日は先ずここで新しい計画敷地を見る予定。だが住所はあれども行き着かない。運転手さんがいい人で傍と思われる場所でメーター切ってくれた。しかしその後敷地にたどり着くまでゆうに30分。最後は施主の奥さんに電話が通じ運転手さんに説明いただいた。それにしても、、、、きちんと聞いておけばよかった。反省反省。先々週行ったその施主の家にはこんなかわいいミニダックスがいて僕のノートに足のせて寝ていた。こいつめちゃくちゃ人懐こかった。
軽井沢の敷地を後にして長野駅前で戸隠蕎麦を食す(昔スチュワートさんと食べたなあ)。ディーゼル飯山線で飯山に着くと再来年開通する北陸新幹線の新駅舎が既にできていた。でかっ!!タクシーで木島平へ。昔日建企画部のバイトや同僚とスキーに来て以来である。敷地には人がいない。と思ったら後ろから「坂牛さん」と声をかけられ振り返ったら千葉さんだった。しばらく立ち話。上越のワークショップでの再会を約して別れる。それにしてものどかな場所である。東京に戻り丸善でコンペに必要な資料を購入して帰宅。腹減った!!

June 18, 2013

夜の光にくらっ!

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研究室は金町にあるのだが、授業は全て神楽坂で夜やっている。だから金町に夜いることはめったにない。しかし今日は始まったコンペの打ち合わせで夜金町。初めてではないのだが研究棟を出ると真っ暗である。キャンパスの中央を貫くブルバールの正面には20階建て近いマンションが屏風のように立ち塞がっている。昼間の外廊下にはうんざりだが、夜の光にはくらっとくる。

June 17, 2013

廊下掃除ロボットがしゃべった!

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さて今日から久しぶりに研究室でコンペ。先ずはチーム作り。ホールや役所のプロ、木造のプロと連絡を取り協力体制を作る。そして研究室の志望者を集めオリエン。2週間の勝負である。アイデアが出なければそれで終わり。さてどうなるか。
研究室を出てゼミ室に行こうとしたら前方から何か接近。行く手を塞ぐと「進行を邪魔しないで通してください」としゃべった。その場をどいたら「ありがとうございます」と礼を言われた。お掃除ロボットが廊下掃除である。

June 16, 2013

人生最後の自由

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先日特別養護老人ホームを小川次郎さんと寺内美紀子さんと見学した。特養とは精神上、肉体上「要介護」の人が入れる施設であるから当然入居者のほとんどは痴呆老人である。見学後「精神がままならなくなって生きているとはどんなもんだろうか?」と自問していたら寺内さんが祖母の話をしてくれた。彼女の祖母は九十過ぎて老人施設に入っている。精神は既にままならぬ状態。でも祖母は幸せなのだと言う。すべての人間社会のしがらみから解放されて自由なのだと。「まさか?」と思ったのだが、彼女は至って真面目にそう言う。
今日高橋源一郎の『ぼくらの文章教室』朝日新聞出版2013を読んでいたら小島信夫の『残光』の話が載っていた。どうもこの小説は、筋の通りづらい、読みづらい、解釈しにくい、文章が自由な文体として様々なところで称賛されているらしい。「でもそれって本当???」という疑問が多く投げかけられているので高橋によるこの小島称賛もどう解釈していいものやらと思うだが、、、、高橋曰く、小島のこの文章はもしかすると小島がボケて書いた、そのままなのかもしれないと言う。そしてボケて世の中の常識としての文章ルールを無視して書いたこの文章の「自由さ」が「ボケ」の境地を暗示しているというのである。それは誰も分からぬことだが「ボケ」とは人生の最後の自由なのかもしれないと言いたげである。

そんなことは誰も分からないしそれは自分の肉親がそうにでもなって、そして推測することなのだろうが、今まで考えてみたこともない考え方を聞いて、もしかするとそういうこともあるのかもしれない、、、、、、と思う今日この頃である。

June 15, 2013

古希の坂本先生語る

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●坂本展水無瀬の巨大シートの前で坂本先生語る。
お昼から八潮の特養を見学させていただく。10人1ユニット10ユニットとショートステイ10室の3階建ての施設。6年間八潮をうろうろしてこんな施設があることを初めて知る。見ているつもりで見られていない。2時半にお暇して八王子に向かう。
八王子美術館での坂本一成展覧会場でOB会(例の会)を行うと言う斬新な企画。一般のギャラリートークが終わる4時半頃到着。ちょうど終わったころで大勢の人があふれていた。その後到着したOBのためにトークをしていただけた。知ってはいたが、先生はこの手の展覧会をすでに10回以上行いその殆どを外国で行ってきたのである。これはやはり並大抵のことではない。改めてその偉大さに感嘆する。その後駅前の東急ビルのスカイラウンジに場所を移して先生の古希のお祝い、新作の紹介、OBの自己紹介などが行われた。なんと古希のお祝いは一つは先生の新作HOUSEAOのケーキ。ただでさえ何気ない形がケーキに成ったらますます何が何だか分かない形になった。先生の意図通り。二つ目は先生の住宅エレベをグラフィカルにデザインしたネクタイ。これは素敵。幹事さんお見事。

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●House AOのケーキに喜ぶ坂本先生
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●坂本作品のエレベーショングラフィクス。昔何かの雑誌の表紙になったような気がする

June 14, 2013

建築系ラジオの坂本展覧会インタビューアップ

午前中は早稲田の演習プレゼン。先週はとても面白かったのだが今週は知識紹介型の発表が多い。学年の問題?先週は3~4年が多かったが、今週は2年生主体。この時期の1~2年は大きいかな?やはり。
昼はしばらく丼物は止めて蕎麦に変更。午後事務所へ。木島さんから散田の家と水無瀬の家に行ってきた話を聞く。明日美術館でOB会なのでこれに行くとこの1か月くらいに4回も八王子に行くことになるそうだ。そう言えば僕も先日行ってきたばかりである。みんなして坂本詣出である。その時の建築系ラジオのインタビューが既にアップされている。興味のある人は聞いてみてください。そして展覧会に行ってください。http://architectural-radio.net/
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●本来インタビュー受ける前に読むのが筋だが、インタビューから帰ってきてつい読み返してしっまった一成さんの博士論文『建築での図像性とその機能』。東工大の図書館サイトでダウンロードできます。   

June 13, 2013

リピート機能で聞こえる言語がまるでミニマルミュージック

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Icレコーダーの最新機を買って遊んでいる。この手の最新機は再生速度を変えたり、音程を上下させたりすることができる。また会話の聞き取れないところだけリピートする機能もある。早速ネット上のいろんな会話を入れて聞いてみるのだが、このリピート機能が笑ってしまう。歩きながら聞いていると50回くらいすぐリピートしている。言葉だと思うととても変なのだが、音楽だと思うとそうでもない。まるでミニマルミュージックである。

June 12, 2013

壊れた足を治すためにダイエット

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恐らく理科大に来てから3年で3キロくらい太ったと思う。さっき体重計に載ったら66,7キロあった。理由は明らかで夜の授業終わった後の遅い食事、遅い酒が増えたこと。
信大時代、夕食はきちんと6時に学食。酒は長野では月に1度も飲まなかった。考えてみればこんな健康な生活を送っていたのがウソのようである。
最近足首の傷みが全く取れない。朝起きて歩くと足を引きずる。慢性的にくるぶしのあたりが腫れている(いや内出血している??)。これは体重が増えたせいだろうと考えることにした。いやこれは勝手な思い込みではない。チャールズ・ムーアも食い過ぎで巨大化した上半身を足腰が支えられないのだと言っていた。
そこで体重を3キロ減らすことに決めた。目標は1か月1キロ。

June 11, 2013

坂本ワールドが八王子に

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八王子夢美術館に坂本先生の展覧会を見に行った。週末にここでOB会をするのでその時見ればいいと思っていたのだが、建築系ラジオで坂本先生について語って欲しいと頼まれ足を運んだ。しかしなんだか変な感じである。坂本先生について語るなら本人が語るのが自然である。なので直接本人にインタビューすることを勧めたのだが、なんとなくお茶を濁された。展覧会は大型の写真(シート)と可愛い模型のコンビネーションで作品数も多く、坂本ワールドが堪能できる仕組みに出来上がっていた。しかも新しいプロジェクトの5分の1模型があったのは驚きである。
一通り見てから小一時間インタビュー。その後大学の製図に向かうが中央線で事故。立川で京王線へ乗り換えたら10分遅刻。

June 10, 2013

眼鏡のネジがとれて絨毯の中に消えた

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先週のフットサルで胸をぶつけた時に少しあばらを痛めたようである。未だに左半身が不調。午前中医者に寄って午後大学でゼミ。留学していた信大の教え子が未だ修了していなくて彼女も長野から参加。m2の今頃ってこんなもんだったかな???ゼミ中に老眼鏡のフレームがとれた、、、、トホホ。この米粒の3分の1くらいのネジをなくさないようにしなければと思いメガネケースにいれて大事に持ち帰る。夕方神楽で3年生の講義。今日は自分の学生時代の話を調子よく語る。あれっと気が付いたら9時10分。「ではこれで終了」とそそくさと終わりにして帰宅。さてフレームにネジをつけるぞと意気ごむが、何度やってもはまらない。ネジが小さ過ぎてよく見えない。そりゃそうだ。メガネしなきゃ見えるわけない。そのメガネが壊れているのだから、、、、ヤレヤレ。配偶者のメガネを借りて再度挑戦。そしたらネジが指から零れ落ち絨毯へ落下。ああああああこれはもはや取り返しがつかない。

June 9, 2013

谷の町四ツ谷

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朝お祭りやっている須賀神社までジョギング。その参道はこの写真のとおり四ツ谷から下って上る。このあたりは都内でも有数の谷だらけの町である。今日はちょっと走るといたるところに町会の会所があり、神輿が置いてある。いくつ神輿はあるのだろうか?
午後都内の友人宅を訪れる。玄関に自転車がおいてあるのであれ自転車やるの?と聞いたらなんと今日午前中大会だったと。よくよく聞いたら自転車の大会ではなくトライアスロンである。彼は高校の一つ後輩。某会社の社長だがもうゴルフは卒業だとか。理由を聞いたら「ゴルフはやり終わっても達成感がないんですよ」だって。こんな社長もいるもんだびっくり。

June 8, 2013

ベッドに掛布団

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理科大神楽坂にはゲスト用宿泊施設がある。海外からの講師をお泊めするので見に行った。打ち放し4階建ての建物に7室くらい入っていた。中は結構広く快適そうである。ベッドに掛布団が載っているのが笑えるが。
昼から翻訳勉強会。今日で第九章読み合わせ終了。来月から2回目の読み合わせである。さあピッチをあげて11月頃までには終わらしたい。

魚谷繁礼さんゲストで登場

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理科大二部3年生の合評会。高橋堅、塩田能他、若松均、木島千嘉、川辺直哉、坂牛・呉スタジオの優秀者を全スタジオの先生で講評する。そしてゲストクリティークは先日私の設計した内の家をJTの近作訪問で見に来てくれた京都の若い建築家魚谷繁礼さん。いつもゲストには最初にレクチャーをしていただく。たいていゲストは自分の作品を語るのだが、魚谷さんは自分の作品に加えて京都の都市構造にいついて語ってくれた(修士論文とのこと)。なかなか興味深い。たまに関西の人を呼ぶのは新鮮である。
講評も切れ味鋭く。5軒の長屋という課題に的確な批評を頂いた。ありがとうございます。写真は魚谷賞に選ばれた村田さんの作品。

June 6, 2013

プレゼンは全身で

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午前中セルバンテス文化センター(スペイン国が世界中で経営するスペイン語圏の文化会館)に行く。来年アルゼンチンから来る建築家ロベルト・ブスネリとスペインから来るカルロス・フェラテル、そして僕の3国合同展覧会、彼らを入れたシンポジウム、レクチャのコンテンツ、バジットなどの打ち合わせである。ここの館長はなかなかタフな男なので今日は少々厳しいネゴになるかとも思い。最大限にスペインに敬意を表し真っ赤なポロシャツで参上した。
もともと2月末にやる予定をアルゼンチン側の都合で日程変更した手前なかなかこちらも強く出られない状況ではあったが、予算負担や日程はほぼ我々の提案を受け入れてもらえた。やはり赤いポロシャツが効いただろうか???プレゼンは全身で。昔宮脇壇が言っていた。

June 5, 2013

歴史を相対化する

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僕が本を選びPD天内君に進行を任せている輪読に今日は出席した。今日の輪読本は与那覇潤『中国化する日本』である。
この手の本には批判は山とあるが敢えて読ませている。がどうも学生たちの議論を聞いていると不要なディテールに入り込みこの本の歴史枠組みの読み替えの意義に話が及ばない。
この本のポイントは明治維新が自由競争社会を目指し、志半ばにして前時代の江戸的平等社会に戻り、現代ではそれが世界的に推進していることを西洋というこれまでの参照項ではなく中国(宋)という新たな参照項で語ることで歴史を相対化している点にある。

日本の歴史を自由競争社会の挫折という視点から記した書はこれが最初ではない。例えば山本七平が1975年に季刊歴史と文学に連載した「日本型民主主義の構造」も同様である(この論文は『なぜ日本は変われないのか』桜舎2011として復刊されている)。
そこでは日本の組織は西洋のそれと異なり正当の前に調和と平等が重んじられる。明治維新では正当を調和・平等の前面に押し出したのだが志半ばにして挫折してやはり調和・平等が前景化したと記される。
また岩波新書編日本近代史シリーズの第十巻『日本の近現代史をどう見るか』では明治初期は政府と民権派の2極構造では無く、この他に自由競争に乗る気の無い民衆なるものがいて自由競争社会の歯止めになっていたと記されている。

与那覇潤の記述はそれゆえ、その内容の新鮮さにあるのではなくその書き方にある。つまり参照項を西洋から中国へ移動して歴史を相対化した点にある。その意義は一言で片づけられることでは無いが、言うまでもなく最も重要なことは西洋中心的なものの見方を疑った(現在の歴史プロの常識を広報した)ところにある。

欧米が裕福になったのはこの1世紀くらいの話でそれ以前の数百年世界で最も裕福だったのがアジアだったと友人が飲みながら言っていたり、中国の躍進について「元に戻っただけだろう」と親父が言っていた下地には世界を見る枠組みのシフトが不可避である。与那覇の指摘は既に多くの人の共通認識でもある。

都心大学ブランチ

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最近都心に私立大学のブランチのようなものをよく見かける。四谷には桜美林大学と近畿大学のブランチがある。ここで院の授業とかが受けられるのだろうか?

オニツカ・タイガー

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アシックスの成長をルポしたテレビ番組を見た。ナイキ、アディダス、プーマを追ってシューズ業界第四位だそうだ。
僕らの世代はアシックスはアシックスではなくオニツカタイガーという名で知っている。あの不思議なオニツカラインがアディダスやプーマよりかっこいいと思っていた。僕も高校時代はオニツカのスパイクを何度か使った。しかしその後あまりこのオニツカラインにこだわることは無かったのだが、去年僕の研究室にオニツカラインのシューズしかはいていない学生がいた。それが妙に印象的だったのだが、その学生がデンマークに留学し、その後その学生とコペンハーゲンで会ったらやはりオニツカラインのシューズを履いていていた。「どうして?」と聞いたら高校生の時からオニツカファンでオニツカしか履かないのだそうだ。へえそういう人もいるのだと思っていたら先述のテレビ番組では世界中にオニツカファンがいるとのこと。そしてそういうファンのためにオニツカショップがあるのだそうだ。そしたら原宿の裏の方にオニツカショップを発見。こういのはなんなのだろうか?ヴィンテージの魅力なのか?、、、

June 4, 2013

フットサル大会、頑張り過ぎ!!

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金町校舎の隣にある区営のフットサル場で研究室対抗フットサル大会があった。去年は出られなかったが今年は出場。梅雨の中休みで朝から晴天。予選をなんとか勝ち進み決勝トーナメントでは準決勝で負けたものの3位決定戦には勝つ。全5試合の半分くらいは出ただろうか。20代に5混じり50代のおっさんを入れていただき感謝。
やっているときも、終わってすぐも体は何とか持ちこたえていたのだが、金町から神楽へ授業で移動するあたりから足が痛みはじめ階段の上下に悲鳴をあげる。両足捻挫癖があるのでテーピングは完璧にしていたのだがテープの余裕の中で足はがたがた。神楽で授業して帰宅したらほとんど歩けない状態。配偶者からは呆れられいや参った。ひたすら冷却中。

June 2, 2013

青森で自転車レーン発見

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一年ぶりに青森に来た。理科大のこうよう会(父母組織)と理窓会(OB組織)との会合に出席するためである。去年来た時に青森もなんだか淋しくなったなと思ったが改めてそう思う。記念に停泊している青函連絡船八甲田丸の傍に物産館+カフェの建物が楽しげにデザインされているが人はあまりいない。町を歩いても人が少ないのは相変わらずである。アーケードを歩いて会場に向かう途中、アーケード外側にもう一つ道があるのに気が付いた。なんと自転車専用レーンが作られていた。まるでコペンハーゲンのようである。青森って自転車ユーザーが多いのだろうか?
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June 1, 2013

最近編み物風のデザイン流行っているの?

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最近編み物風のデザイン流行っているの?
ルイヴィトンギャラリーでのトーマス・バイルレとコーチのファサード
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アクソメ図が日本の卒制に登場するのは昭和

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第三回目の分離派研究会に行く。場所は東大。前回、とても有益な話を聞けたが、今回もまた実に面白い。前半は岩岡さん、大宮司さんによる山田守の作品紹介。後半は明治期の建築学の成立過程を研究する角田真弓さんによる20年台前後の東大建築教育の変遷。この話は面白い。カリキュラム、卒業論文タイトル、卒業設計、の変遷を実際の図面スライドを見せていただきながらお話していただいた。
分離派からは少々離れるが、卒制の3次元表現の変遷も面白い。ずーっと透視図だったものが昭和に入り突如アクソメが登場する。その嚆矢が前川国男である。前川の持つ近代性がますます気になる。

住宅における生活臭問題

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大学時代の建築史の平井聖先生の放送大学での教科書『日本人の住まいと住まい方』放送大学出版2013を読んでみた。ユニークである。章立てがこうだ。ねる、すわる、はきものをぬぐ、かこむ、たべる、まかなう、しまう・すてる、ゆあむ、あらう・はく、しつらえる、もてなす、くつろぐ、たくむ、つたえる。である。生活の様々な行為で建築を切り分けようと言うお話である。どちらかというと民俗学的な視点である。モダニズムの生活臭の無い建築が最も嫌った生活臭の話である。例えば篠原一男の建築にこういう話はおそらくほとんど登場しないわけである。篠原をあげるまでもなくコルビュジエ、ミース、ライトを含め20世紀の建築家にとってこれらのアイテムは建築を見つめる視点としてお呼びではない。さて僕らはこれらにどうたち向かう(向かえる)のだろうか?重要な問題である。