2010年01月13日

付―2お題

言語学には語用論という分野がある。それは言葉の意味が話者のおかれている状況や文脈、あるいは誰が話しているか、誰に話しているかでその意味が変わるというようなことを分析する学問である。つまり僕が学生に「あほ」というのと学生が僕に「あほ」というのではその意味内容はかなり違うでしょう?僕が言う時は「おいおい」くらいの意味だけれど、学生が僕に言う時はかなり憎しみがこもっているだろうねえ。というように同じ「あ」と「ほ」で構成された音声がこれだけ意味の差を生む。同じようなことを立体物で考えて欲しい。同じ材料を使った二つの違うものが全然違うように見えるとか感じられるとか意味を持つ。そういう例を探してきて説明して欲しい。さてよく考えてくれよな。さあコメントが9回に満たない人は今日が最後のチャンスだよ?9回に満たないとは8回だと不合格という意味だからね。さて今日のお題の講評は、坂牛研究室m1の田中君にやってもらおう。お題を出すのが遅れたので締め切りは来週の月曜日とする。

2009年12月25日

付-1お題

今日は欠席者も多かったし、睡眠者も多かったので、簡単な問題にします。欠席した人も寝てた人も答えてください。メタボリズムについて調べてください。その中で一人の建築家の一つの作品について一体こうした考え方が建築として可能性を感じるかどうか意見してください。
今回のコメントの講評は坂牛研m1の藤岡君が行います。ではみなさんよいお年を。

2009年12月18日

第九講お題

今日の講義の協調と独立は人間にも当てはまる。協調性のある人と個性を強く打ちだす人。しかし、一方ではそうした両面を兼ね備えた人もいる。それが今日の話で言えば批判的地域主義に相当する。そこで今日のお題だが、この協調しながら個性を出すということの本質に迫りそれは実際どういうことなのか、建築においてそれはどうやれば可能なのか、自分の設計しているオフィスにおいて、あるいは前回設計した住宅において、あるいは自分が見た建築において、なにか実例を出しながら説明してほしい。今日のお題の批評は坂牛研究室の香川君が行います。

2009年12月11日

第八講お題

長野市内の以下の建築のどれか一つ、あるいはいくつかをとりあげ親父的であるとして批評せよ。どの一つもあなたにとっておふくろ的であるならば、あなたにとっての親父建築を長野市内に探しそれを提示したうえで、親父的であることを批評せよ。善光寺、トイーゴ、門前プラザ、長野駅、東急デパート、日赤病院、信州大学工学部。

2009年12月05日

第七講お題

君たちの書きっぷりもなかなか板についてきた。高橋さん、風間さん、鳥海君、村松賢君、面白かった。この調子で続けて欲しい。

では今回のお題である。教科書182ページに登場する脱構築の建築家の中の一人を挙げその建築家の作品を一つ以上提示し、そのデザインのどこがロシアアヴァンギャルドの誰のどのデザインとどの様に関連しているかを説明せよ。

2009年11月27日

第六講お題

本日から話は関係の規則となる。ここには4つの規則がありその最初が重箱と平皿である。おせち料理のような重箱料理においては食物の種類とその入れるべき場所にルールがある。一方平皿の大皿料理ではそういうルールはない。これを建築にたとえて今日の講義は展開した。建築にも重箱型と平皿型があるということである。
重箱建築とはその場所の目的とそのしつらえにある関数(function)関係があるものを指す。そしてその状態を機能的(functional)と呼ぶのである。一方そうした関数関係を排除し、場所に目的を与えない建築が平皿建築である。モダニズムは重箱で始まり、平皿になりポストモダニズムで平皿は攻撃されたが90年代平皿は復活そして現在はその合いの子が闊歩している状態である。
青木淳という建築家は遊び場を例に挙げ場所に目的を割り当てた遊び場を遊園地、割り当てない遊び場を原っぱと呼び原っぱの自由を称揚した。
さて今日のお題である。皆の周りにこうした場所と目的の緩い関係性を発見しその是非を論じて欲しい。
一昨年の回答も参考にしてみよう
http://ofda.jp/t_lecture/2007/rule/bbs/2007/06/post_6.html

2009年11月23日

第五講お題

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第五講お題
本日は建築(土木を含めた構築物)のサイズが及ぼす美的効果についてその歴史的変遷をご紹介した。大きいというものは美的には崇高という概念によって説明される。また授業では説明しなかったが、大きいということは余剰(redundancy)という概念も含意し、それはflexibilityを高めるなど、美的効果とは別の極めて機能的な見地から評価する人もいる。
そこで大きいことを評価し、現代において大きいに価値を与えてみよう。その理由を記して欲しい。ただしその対極である小さいを評価してくれも構わない。もちろんどのような領域についてでも結構である。
また一昨年同じ質問を別の大学で聞いてみた。彼らの回答も参考にしてみよう。
http://ofda.jp/t_lecture/2007/rule/bbs/2007/05/post_5.html

2009年11月13日

第四講お題

あなたの知っている箱建築と袋建築を先ず提示してそれぞれを説明したうえで批評せよ。起承転結をはっきりさせて4段落で記すこと。論理的に明快であること

2009年11月06日

第三章お題

教科書の今回の章を読んでください。そして97ページ13行目「メンテナンス向上に寄与したデザインかどうかの検証はされていない」と書かれているが、あなたはそのことをどう思うか、教科書に上がっている二つの事例について調べあなたの意見を記しなさい。

2009年10月31日

僕の作品へのお題

今回は僕の作品の大半を駆け足でお見せした。さてこれらの建物を見てどんな感想をもっただろうか?君たちは単なる素人ではないし、すでに建築の見方を少しおしえている。また既に住宅の設計を行っている。だから単純に好き嫌いという感想では困る。一歩突っ込んで僕の建築を分析しながら、批評してほしい。

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