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2009年11月27日

第六講お題

本日から話は関係の規則となる。ここには4つの規則がありその最初が重箱と平皿である。おせち料理のような重箱料理においては食物の種類とその入れるべき場所にルールがある。一方平皿の大皿料理ではそういうルールはない。これを建築にたとえて今日の講義は展開した。建築にも重箱型と平皿型があるということである。
重箱建築とはその場所の目的とそのしつらえにある関数(function)関係があるものを指す。そしてその状態を機能的(functional)と呼ぶのである。一方そうした関数関係を排除し、場所に目的を与えない建築が平皿建築である。モダニズムは重箱で始まり、平皿になりポストモダニズムで平皿は攻撃されたが90年代平皿は復活そして現在はその合いの子が闊歩している状態である。
青木淳という建築家は遊び場を例に挙げ場所に目的を割り当てた遊び場を遊園地、割り当てない遊び場を原っぱと呼び原っぱの自由を称揚した。
さて今日のお題である。皆の周りにこうした場所と目的の緩い関係性を発見しその是非を論じて欲しい。
一昨年の回答も参考にしてみよう
http://ofda.jp/t_lecture/2007/rule/bbs/2007/06/post_6.html

2009年11月23日

第五講お題

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第五講お題
本日は建築(土木を含めた構築物)のサイズが及ぼす美的効果についてその歴史的変遷をご紹介した。大きいというものは美的には崇高という概念によって説明される。また授業では説明しなかったが、大きいということは余剰(redundancy)という概念も含意し、それはflexibilityを高めるなど、美的効果とは別の極めて機能的な見地から評価する人もいる。
そこで大きいことを評価し、現代において大きいに価値を与えてみよう。その理由を記して欲しい。ただしその対極である小さいを評価してくれも構わない。もちろんどのような領域についてでも結構である。
また一昨年同じ質問を別の大学で聞いてみた。彼らの回答も参考にしてみよう。
http://ofda.jp/t_lecture/2007/rule/bbs/2007/05/post_5.html

2009年11月13日

第四講お題

あなたの知っている箱建築と袋建築を先ず提示してそれぞれを説明したうえで批評せよ。起承転結をはっきりさせて4段落で記すこと。論理的に明快であること

2009年11月06日

第三章お題

教科書の今回の章を読んでください。そして97ページ13行目「メンテナンス向上に寄与したデザインかどうかの検証はされていない」と書かれているが、あなたはそのことをどう思うか、教科書に上がっている二つの事例について調べあなたの意見を記しなさい。