修士設計最終審査会
先日、修士設計の最終審査会が行われ、坂牛研究室からは4人が発表しました。
工学研究科の修士設計は論文付き設計と言われています。自分が興味を持ったことについて、まずは様々な文献などから資料を集め、論文として完成させます。その後に、その論文をもとに実際に設計をやっていくという仕組みです。
卒業論文と卒業制作の両方を経験したことがある方にはわかると思いますが、この論から設計をまとめあげるのは本当に難しく、苦悩するところでもあり、今回、修士設計に取り組んだ4人も改めてそれを実感したことだと思います。
しかし、最終的に出来上がった論文や作品は、4人が1年間かけて一生懸命取り組んできたことが表現されたとても素敵な作品ばかりだったと思います。
坂牛先生が本日のブログに書いていたように、すべての作品に4人の切実さや信念のようなものを感じることができたとてもいい審査会だったと思います。
岡崎さん
副産物として生じた奇形建築のコンバージョン
ー見立て手法の再構成と応用方法の発見を通してー
中東くん
建築材料の意匠的意味の分析と提案
ー都市と建築の新たな関係をとりなすマテリアル・コンテクスチュアリズム
本田さん
風景構成要素の関係性に着目した都市構造物の提案
ーピクチャレスクの現代的解釈を通じてー
山下くん
多価値的空間の提案
ーオランダ構造主義における差異性と多様性の分析を通してー
hiro