« ブラジル人の嫌いなもの | メイン | ミースのガラスを杉本が撮った »

自尊感情の欠如

朝、家でスケッチ。模型が作りたくなったのでノートだけ持って事務所へ。作っては見たが、、、、どう評価したらいいのだろうか??家に戻ると皆出かけた後。昼を作って食べてから軽くジョギング。シャワーを浴びてから森美へ。メタボリズム展を見る。http://ofda.jp/column/。帰宅後風呂に入って正高信男『団塊のジジババが日本をダメに』潮出版2011を読む。著者は『ケータイを持ったサル』で有名な京大霊長類研究所の教授である。
団塊の世代に代表される戦後日本人が子供たちに望んだ資質は「思いやりと素直さ」だそうだ。この標語の狙いは大人に服従する子供づくりだと著者は言う。なるほど頷ける。
かたやアメリカに行くと子供に求める資質は自尊感情(self-esteem)と公正、正義(justice)なのだそうだ。さもありなん。彼らの執拗な自己主張はそこから来る。それに偏り過ぎるのもどうかと思うが服従する子を作る教育よりかは100倍マシである。今の大学生には自尊感情のかけらもないような人が少なくない。彼らには「自分はこれをやったのだ見てください」という自信ある態度が欠如している。これは明らかに本人のせいだけではない。親の育て間違いだと僕には思える。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://ofda.jp/lab/mt/mt-tb.cgi/5363

コメントを投稿