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土とガラス

そう言えば今週は横浜トリエンナーレhttp://ofda.jp/column/に行こうとかみさんと約束していたのを思い出した。起きてきたかみさんに「行く?」と聞くと特に変更なしとのこと。飯も食わずさっさと家を出る。丸の内、副都心、棟横と乗り継いだのだが、考えて見れば南北線で一本であることに後で気付く。車中山本学治『素材と造形の歴史』SD選書1966を読みながら土の重要さを思う。現在勧めているコンペで建物の大半を土間にしようとしているのだが、その心は土の『自然性』にある。土は最も自然に近い空気を作れる材料だ。次にガラスの章を読みながらガラスとはすなわち光であることを再認識。土も光も自然からの贈り物。この本は建築にとっての『自然』を再考させる。馬車道で降りてバンクアートへ。アートは常に建築のテーマを先取りする。土やガラスが建築とは違う現れ方をする。
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●デワール&ジッケル 無題
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●マイク・ケリー シティ3

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