《参考文献》
[A]…講義の理解を深めるために是非一読を(入手も容易)。
[B]…講義の内容を発展的に拡張して理解したい人向け。
[C]…やや専門的だが、面白い本。
[D]…やや専門的かつ入手困難だが、それだけに興味のある方は是非。
- バーナード・ルドフスキー(Bernard Rudofsky)、1984(1964)『建築家なしの建築』(渡辺武信訳)、鹿島出版会 [B]
● ヴァナキュラー建築に見られるグッドデザインの観察。
- ケネス・フランプトン(Kenneth Frampton)、1987(1983)「批判的地域主義に向けて―抵抗の建築に関する六つの考察」、ハル・フォスター編(ed. Hal Foster)、『反美学』(室井尚他訳)所収、勁草書房 [B]
● ツォニス、ルフェーヴルを受けて批判的地域主義を世に定着させた有名な論考。
- ノルベルグ・シュルツ(Christian Norberg-Schultz)、1973(1971)『実存・空間・建築』(加藤邦男訳)、鹿島出版会 [B]
● ヨーロッパにおける現象学的建築論の古典。
- マルチン・ハイデガー(Martin Heidegger)、1958『建てること、住むこと、考えること』(井上亮訳)、出版未定 [D]
● 建築現象学には必ずや参照される名論文。
- アレグザンダー・ツォニス/リアーヌ・ルフェーヴル(Alexander Tzonis / Liane Lefaivre)、1990『a+u9005』(中村敏男訳)、ダイヤモンド社 [D]
● 批判的地域主義初出後10年たち再考された論文。
- 八束はじめ、1998「インターナショナリズム vs リージョナリズム」、『20世紀の建築』所収、デルファイ研究所 [B]
● グローバリズムとリージョナリズムという昨今はやりの論調で建築を切り、批判的地域主義を批判する。
- 五十嵐太郎、1999「批判的地域主義再考」、『10+1』18号所収、INAX出版 [C]
● 批判的地域主義の系譜。
- 篠原一男、1950『住宅論』、鹿島出版会 [B]
● 篠原建築のエッセンス、あまりに美しい言説の数々。
- フレドリック・ジェイムソン(Fredric Jameson)、1998(1994) 『時間の種子』(松浦俊輔+小野木明恵訳)、青土社[B]
● 後期資本主義のポストモダン分析。
- A.Tzonis / L. Lefaivre, 'introduction Between Utopia and Reality: Eight Tendencies in Architecture Since 1968', "Architecture in Europe memory and invention since 1992", Thames and Hudson [B]
● 8個に分類した現代建築の傾向。その中では、圧倒的にダーティーリアリズムが面白いのだが、、、、、これが本当に未来だろうか?