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第8講 関係の規則 親父とお袋 - capacity
《参考文献》
[A]…講義の理解を深めるために是非一読を(入手も容易)。
[B]…講義の内容を発展的に拡張して理解したい人向け。
[C]…やや専門的だが、面白い本。
[D]…やや専門的かつ入手困難だが、それだけに興味のある方は是非。
- 八束はじめ、2001 『ミースという神話』、彰国社 [B]
● コルビュジェに続く八束氏のモダニズム建築家モノグラフ。斬新な読み取りはコルビュジェ論に変わらず興味深い。
- Rem Koolhaas, 1991 "S, M, L, XL", 010Publishers [B]
● モダニズム建築の量の表現力(非表現力)を扱った最初(で最後)の書。
- バーナード・ルドフスキー(Bernard Rudofsky)、1984(1964)『建築家なしの建築』(渡辺武信訳)、鹿島出版会 [B]
● ヴァナキュラー建築に見られるグッドデザインの観察。
- 多木浩二、1976『生きられた家 ―経験と象徴』、青土社 [A]
● 現象学を用いた建築論の日本における古典。この書が当時の若き建築家たちを導いたと言って過言ではない。
- ノルベルグ・シュルツ(Christian Norberg-Schultz)、1973(1971)『実存・空間・建築』(加藤邦男訳)、鹿島出版会 [B]
● ヨーロッパにおける現象学的建築論の古典。
- ハンス・ゼードルマイヤー(Hans Sedlmayr)、1965(1948)『中心の喪失―危機に立つ近代芸術』、美術出版社 [C]
● リオタール風に言えば大きな物語の喪失。
- 坂本一成・多木浩二、1996『対話、建築の思考』、住まいの図書館出版局 [A]
● 難解な坂本建築を多木氏が明快に解きほぐす。
- 八束はじめ、1985『批評としての建築』、彰国社 [B]
● 建築の自律性をうたう八束氏の厳しい論考。
- 難波和彦、1999 「建築の批評性とは何か」、『建築の書物/都市の書物』 五十嵐太郎編所収、INAX出版 [C]
● 上記八束論考への批判的考察。
- P.Eisenan M.Graves C.Gwathmey J.Hejduk R.Meier, 1975 five architects , Oxford Univ. Pr. [C]
● アメリカポストモダンの起源ともいえる、ホワイト対グレーの対立軸を生み出した作品集。
- フレドリック・ジェイムソン(Fredric Jameson)、1998(1994)『時間の種子』(松浦俊輔+小野木明恵訳)、青土社 [B]
● 後期資本主義のポストモダン分析。
- 篠原一男、1964『住宅建築』、紀伊國屋書店 [A]
● 前衛にふさわしいエネルギーに満ちた言葉。
- 篠原一男、1996『篠原一男』、TOTO出版 [B]
● 巨匠篠原の集大成。
- 伊東豊雄、1989『風の変様体』、青土社 [A]
● 伊東豊雄 70〜80年代の言説。
- 伊東豊雄、2000『透層する建築』、青土社 [B]
● 伊東豊雄 1988年から2000年までの言説。
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