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建築の規則

東京大学文学部 美学芸術学科特別講義 2007年夏

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第6講 関係の規則 重箱と平皿 - flatness

I 重箱モダニズムの起源
   −機能主義建築の系譜− ワーグナーの目的建築論
      a, コンサヴァウィーン
      b, 原広司の分析


II 重箱モダニスト1
   −重箱ミース
      −zoned plan
        i. 矩形の箱の分解
        ii. 諸機能の独立と最適な位置への配置


III 重箱モダニスト2
1)重箱コルビュジェ
      a, コルビュジェのドローイング アクソメの多用
      b, デ・スティールのドローイング
         【コルビュジェ建築の古典性】


IV 重箱モダニストの変貌
1)変貌への契機 −「近代の純化」 フラットプラン


V 非機能性の土壌
    −当時の抽象絵画の流れ
      a, バウハウス −バウハウス叢書
      b, ヴォリンガー 『抽象と感情移入』


VI ちょっと休憩 重箱の巨匠 ルイスカーン
    −サーブドスペースとサーバントスペース


VII 現在の平皿1
1)ミースは残ったか?
      a, ジェンクスによる攻撃 『ポストモダニズムの建築言語』
      b, ポンピドゥーの目指したもの
      c, コールハースの登場 −匿名性の評価
      d, 妹島和代の目指すもの −固有性の排除 匿名性の自由


VIII 現在の平皿2(重箱的平皿)
1)自由からの逃走?
      a, 坂本一成の段々畑
      b, 西沢立衛の坪庭建築