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高校の地理の岩淵先生がマルサスの人口論を論破するという授業をやっていた。吉川洋『人口と日本経済—長寿、イノベーション、経済成長』中公新書2016を読んだら似たようなことが書いてあった。岩淵先生はマルサスは人口が増えると飢えるやつがでるというが人間は技術革新するから飢えないというものだった。吉川先生は人口が減ると経済成長が減ると社会は滅びるというが技術革新すれば経済成長は低下しないというのである。双方技術革新という変数を重視している。まあそういう要素はあるだろうけれど信じきっているとしっぺ返しを食うぞというのが僕の直感である。