巨匠ファビエールと会う
⚫構造模型を前に熱弁を振るうファビエラ
⚫ファビエールハウスリビング
⚫ファビエラハウスのプール(冬でこの暑さだからプールは必需品か?)
⚫ファビエラの弟子ミゲルの家名前はhouse in the air
⚫ファビエラの弟子ミゲルの事務所のテーブルはRC
⚫ファビエラデザインのゴルフ練習場
セバスチャンが朝早く僕をパラグアイ川の実験的建築の作成現場に連れて行ってくれた。そこにはパラグアイでソラーノと双璧をなす巨匠ファビエルが私を迎えてくれてた。若手の建築家を束ねてこのフローティングアーキテクチャーの実験をしている姿は清々しい。僕より少し若い二人が国の建築を引っ張っているのだからすごいものである。
パラグアイ川を後にしてファビエルの自宅とその横にある事務所を見て驚いた。事務所は巨大模型が吊るされていてあたかもガウディのごとく構造実験が行われている。ある模型を前に熱弁を振るう姿は感動的である。今年のビエンナーレはソラーノが仕切ったが2014年コールハースがディレクターの時はファビエールが巨大構造模型をベネチアに展示していた。彼の建築は入念な構造への配慮と素人が作れるものという理念でデザインされている、アクロバットに見えるがブリコラージュ的である。事務所のそばに義父の家があり見せてもらったが一つとして新しい材料は使っておらず全てはこれまでの工事現場の余り物で作ったとのことである。
昼食後ファビエールの弟子の家、そして有名なゴルフ練習場の建物を見せてもらう。どれもが荒々しく、アクセシブル(誰でも作れる)な風情である。それにしてもキャンチレバーが好きである。