エンリックの博士論文
昨日エンリックの博士論文を読み始めている途中で最終盤の論文第一部と第二部がメールされてきた。彼の論文は、白の家、地の家、軽井沢谷川山荘、代々木上原の家、ハウスインヨコハマの五つに対象を絞りこれらの分析を通して篠原を浮き彫りにしようとしている。なぜこの5つかというのがおそらくこの論文の是非を問う大きなポイントの一つになるだろうが、それはさておき、論文第二部は資料編でこれら5つの建物すべての実施図面が整理されている。これは資料としては超一級でありさらにその整理が完璧である。図面リストの日本語、英語版があり、そこにあるものが篠原の描いた図面のすべてであることが明らかとなっている。彼は篠原アトリエで働いているときに図面の複写を願いでて許可を得ていたそうである。