宮島詠士の書
ウィキペディアによると「明治から大正は書家と学者と文人の区別がつきにくい時代で、この時代の第一流の書家といわれた人は学者でもあり詩人でもあった」そうだが、この書の作者である宮島詠士は「純粋な学者でも詩人でもなく、教育家として独特な地位を有する人で、文人書家の特例的な存在であった」と言われている。
という人の書がなぜ我が家の今にぶら下がっているかというと、この人の書に学んだ上條信山に配偶者は書を習っていた経緯があり配偶者の父親がこの書をどこかで頂いたか購入したかしたらしい。
この軸はしかし実に面白い。字がとても不揃いである。大きさも太さも何もかも統一性がない。練習でいい加減に書いているかのようである。僕は書の専門家ではないので適当な事を言っているが率直な感想である。というようなことを配偶者に言ったら「そこがいいでしょう?」と言われまあそんなものかと納得した。