年末恒例本のまとめ買い
午前中博士論文審査を行い、その足で森美術館に行き村上隆を見てhttp://ofda.jp/column/から年末恒例本の買いだめで神保町に。まずは南洋堂ではウィーン、ドイツの本を物色したが、古い建築家のものしかなかった。でもワーグナー、オルブリッヒを。ラテンアメリカ、スペイン系も新しいものはあまりなく比較的、これがあったら便利、あるいは学生のお勉強のためにあったらいいなという本を選ぶ。そのあと小宮山書店で写真、芸術、ファッションの本を物色。写真ではティルマンス、ガルスキーなど。ファッションではパープルのアンソロジー。アートジャコメッティからリヒターまでいろいろ。なんやかんやで80冊くらいにはなっただろうか。3時間集中して本を選んで疲れた。一緒に行った中川君とコーヒーを呑んで別れる。南洋堂の週間売れ行きランキングでグラフィック本は1位という嬉しい誤算。
やっぱりハウツー本の体裁の方が売れるということがよくわかった。この本はヴィジュアルプレゼンテーションの体系化の原理を追求した書であり、本当は研究書なのである。しかしそれをそう見せると売れないので泣く泣くハウツー本に見せている。「高々ハウツー本でしょ。建築にはもっと大事なことがあるのだよ」というご批判は甘んじて受けるとしても、そういう方にこそその内容を瞥見していただければ幸いである。