Google vs トヨタ
軽井沢までの車中、泉田良輔『Google vs トヨター「自動運転車」は始まりにすぎない』角川epub選書2014を読む。昨今自動車業界開発ポイントは省エネに加え自動化に重きが置かれている。その理由の一つは、高齢化する社会で車を売るためには若い人の市場より、高齢化して運転を諦める層を再度連れ戻す方が合理的だからである。その時重要なのが安全性である。更に言えば自動化。行き先をインプットすれば運転しなくても到着するビークルが生まれたらかなりのマーケットが現れる。そこで重要なのは情報インフラであり、グーグルはそこに焦点をしぼり、世界一の売り上げを誇るトヨタももちろんそこを模索している。そして都市デザインもそれに合わせて変わると著者は言う。
この考え方は車に乗らないでも住む社会を作ろうとする発想と対立する。恐らくコンパクトシティとオートビークルシティはケースバイケースで選択されるようになるのだろう。。