ローザス・山口小夜子・ガブリエル・オロスコ
午後池袋芸術劇場で「ローザス」のコンテンポラリーダンスを観る。音楽はスティーブライヒの「ドラミング」が全編使用され、衣装はドリス・ヴァン・ノッテン。硬いミニマルミュージックと優美でセクシーなダンスのコンビネーションは訴求力がある。コラムに詳しく書きました。http://ofda.jp/column/
池袋から大手町経由で清澄白河の東京都現代美術館へ。最近来たくてもつい遠くて来られなかったのだが今日はこのあと茅場町で食事会があるので丁度いいタイミング。山口小夜子展とガブリエル・オロスコ展の両方を見ることができた。ちょっと駆け足だったが双方面白かった。山口小夜子が舞踏をして詩の朗読をしてファションデザインもしていた晩年の姿が報告されていた。山口を最も多く撮った横須賀功光曰く「小夜子を撮るときはこれだなっていうところまで撮るんだけれど、写っているのはそれ以上なんだよね」と言っている。そういうことがどういうことなのかはカメラマンではない僕には実感としては分からないけれど、周囲にいる人を含めて世界を作れてしまう雰囲気を持っているということなのだろうと推測する。そういう人は誰かが言っていた、ある意味知的な人ということなのかもしれない。