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言葉と建築

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大学院の言葉と建築の授業は隔年でやっている。信大時代から通算8回目の講義なのだが、毎回新たな発見がある。今日は一回目の講義で「性格」についてなのだが、一体なんでモダニズムのヴォキャブラーとして「性格」なんて問題にしたのだろうかというのが今回の疑問である。いろいろ考えた結果、これは現象学の登場を考えることなだというのが今日の発見である。18世紀に問題とされた性格という問題はモダニズムでは殆ど等閑視された。しかし現象学が建築の現れを問題視し、それがフォルマリズム的なものの見方を瓦解して性格を復活させたというのが「性格」を20世紀に考える意味なのだということに気づかされた。毎回勉強になります。

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