エンリクと会う
朝10時にエンリクの事務所に自転車で行く。かなり北の方なので途中から傾斜が厳しい。エンリク曰く、バルセロナは北に向かってダイアゴナルまでが2%勾配。そこから5%勾配、そして山が近くなるとどんどん勾配が大きくなる。だからレンタサイクルも北のステーションの自転車多くかりられて南のスポットに返され、慢性的に北のステーションには自転車が不足する。
エンリクと年末行うワークショップの打ち合わせをする。彼から思いがけない提案があり驚く。これはまだここにも書けないのでゆっくりお互い考えることにする。午後ストリートカフェでランチをとってから電車でサンクガットの彼の作品を見てから、自転車で海沿いの彼のハイライズを見に行く。これはコンペで勝った建物で素晴らしい。この建物が坪50万くらいでできているのには驚く。自転車に今日は何時間乗っただろうか。昨日と異なり、エンリクの後をついて走るとどうやって街中を走るのかがよくわかった。
夜は海沿いの古いバールで一緒に食事をし海岸を歩きながら砂浜でモヒートを飲む。彼のカタランの話には少々驚いた。彼らは本気でカタランの独立を望んでいる。彼らのカタランに対するアイデンティティ意識は強く、小学校では国語としてスペイン語ではなくカタランを教えているのだそうだ。町中の家にはためく国旗はスペイン国旗ではなく、カタランの国旗なのである。