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動物の縞模様

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理科大では毎年夏に3日間の特別セミナーを2コース開設する。単位付きでどの学部からも参加できる。そのセミナーの実行委員をしており今日はその初日。全体のテーマは「夢見て行い、考えて祈る―未踏分野に挑む医理系工連携―」で本日は3名の講演。最初は学長が光触媒の医療への応用。二人目は医療コンサルタントの方による先端医療の工学技術。3人目は私が座長を務め大阪大学教授の近藤滋さんによる動物の縞模様の話。これは全体テーマとは直接関係しそうもないのだが、僕にとってはとても興味深い。シマウマの縞などの縞模様は一体どういう原理でできるのかを数学的に解明しようと言う研究なのである。そうするとなんと動物の殆どの模様は縞か網か斑点でありその裏にあるアルゴリズムは一つだと言う話。二つの色を単純に黒と白とするなら、黒白は近傍では食い合いを行いあるところで平衡状態なる。ところが少し遠いところでは白は黒の増加を助ける。たったこれだけのルールの変数が若干変わるだけで縞が斑点になるのである。
なんと驚きではそのアルゴリズムで建築をデザインしたらどうなるだろうか?それは自然の再現のようで人々に暖かく迎えられるのだろうか?そもそも自然だから人が好むといえるのだろうか??????

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