AV女優の社会学
ここ数か月、朝4時半に起きている。そうすると9時ころには既にいろいろなことを終えてさあ昼飯でも、という気分なのだが未だ9時なわけである。あたりまえだけれど。それで本当はおなかも空いているのだが我慢してもう一仕事してから今日は大学へ。前期のレポートを読んで採点。80近くあるから結構時間がかかる。その後助手といくつか打ち合わせしてから大学を出て品川原美術館で坂田栄一郎の江ノ島の写真を見る。http://ofda.jp/column/
原美術館は水曜日8時までやっているので心地良いカフェで読書。この本の装丁は傑作である。なんと題名よりも著者名よりも帯の推薦者のフォントの方がはるかに大きいのである。まあこんな二人が応援するんだから出版社も著者もそうしたいかもしれない。小熊英二と北田暁大である。そんな二人が絶賛するこの本のタイトルは『「AV女優」の社会学』著者は鈴木涼美さん出版社は青土社である。本の内容は著者が慶応4年で書いたレポートを東大に移って修論としたものがベースとなっているようである。修論が本になるなんていうのはめったにないと思うがやはり話題性だろうか?内容はスキャンダラスになることなく、ジャーナリスティックになることなく、「性の商品化」と言うテーマに真摯にそして実直にまとめたレポートである。