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展覧会に出すと次の展覧会がやって来る

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午後神楽坂で街づくり会議。帰りがけ市ヶ谷のハナマサで買い物して今日は一人で夕食。娘は早朝旅行にでかけ、配偶者は読売書法展の搬入で遅いとのこと。彼女はこの展覧会で奨励賞という賞をとりそれはそれで忙しいようである。一つの展覧会が終わると家の中が少しきれいになるがそれも束の間。次の展覧会がやって来て家は紙の山となる。
書の世界では賞の蓄積がポジションのアップにつながる。このレベルの賞をいくつかとると次の役職になるのだそうだ。
今年の読売書法展の賞のランクと点数は以下の通り。大賞1点、準大賞8点、読売新聞社賞(幹事対象)63点、読売俊英賞(幹事対象)127点、読売奨励賞(評議員対象)250点、特選(公募・会友対象)405点、秀逸(公募・会友対象)1,759点。なんだ、高だか上から数え500以内と言うところかと思うのだが、応募総数は25,991点。よって500の中に入ると言うことは50倍の難関で、それはそれで大変なことのようである。建築で言えば学会作品選集以上選奨以下というところだろうか?
それにしても書の世界はこうして賞の蓄積が地位の上昇につながるわけである。なんとも昔ながらの仕組みだけれどリーゾナブルナ気もする。先日とある建築家と話していて、異口同音に、「コンペも佳作がたまれば最優秀になるなんていう仕組みがあってもいいよね」と本音が出た。

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