重信房子の娘重信メイの書いた『「アラブの春」の正体』角川書店2012を読んで少しパレスチナ問題が理解できてきた。これまでパレスチナのことをいくつかの本で読んだり、新聞読んだりしてもどこかぴんと来なかったのだがそれがなぜだかわかった。書いている人がパレスチナ人ではなかったからだ。パレスチナからの視点が乏しかったからだろう。重信は母が日本人だが父はパレスチナ人でありパレスチナ寄りの視点が入っている。
その昔アルジェリアを旅行している時にばったり出会った戦場カメラマンとアルジェのPLOに行ったことがある。PLO(パレスチナ解放戦線)と言ってもピンとこなかったけれど少し理解が深まった。