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大学っていう場所はつくづく健全であると思う

午前中教室会議。午前中のはずが気付いたら1時半。議論が絶えない。
信大で働き始めたころは大学という場所は何決めるのにも民主主義でほとほと疲れた。なんでお招きした講演者のコーヒー一杯の費用を会議で議論しなければならないのかと腹がたった。民間企業では考えられない。基本的に企業なるものは上意下達の世界である。しかるに大学はそういう側面ももちろんあろうが基本は民主主義である。
信大に比べれば理科大は理事会なる経営陣が力を持っているので彼らの命が教員に発せられることもあるのだが、それでも企業に比べればかわいいものである。
加えて教員というものは実に裏表ない正直な人たちが多い。裏で人の足を引っ張ろうとすることはあまりない(もちろん無いとは言わない)。常に表で勝負となる。だから議論が真っ向からぶつかりなかなか収束しない。いらいらするものの、ほのぼのとしている。
大学っていう場所はつくづく健全であると思う。

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