久しぶりに南洋堂で古ーい本をたくさん買った
久しぶりに南洋堂に行って2時間くらい二階のベンチに座りながら本を物色20冊ほど選んで大学に送ってもらった。大正13年から一番新しいものでも昭和23年。2時間そんな古書のページをくくっていたら手がカサカサになってきた。雑にめくると破けそうなほど紙は劣化している。今日はその当時の住宅の近代化をめぐる本を集中して選んだ。昭和7(8年だったか?)年の朝日新聞が行った住宅コンペの優秀作85選はなかなか充実していた。85案の全図面とカラーのパースがついている。30年代の住宅の諸相がうかがえる。しかし不思議なものでこの当時の住宅のプランを見ていると現代の商品化住宅のプランと実によく似ている。およそ100年たっているのにプランが似ているというのはどういうことなのだろうか?生活が変われば住宅も変わるはずなのにプランが変わらないというのは生活が変わっていないのか、生活は変わっているのにそれを入れる器は昔のままがいいと思う人が多いのか?レトロ趣味なのか?一周してまたもとに戻ったのか????