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北千住電気大を訪れる


午前中、野木の現場。午後久喜から東武の電車で北千住電気大へ。槇さん設計の新キャンパスが夏空の下で目にまぶしい。まるでテピアのような階段が迎えてくれる。あせってきたのだが着いたら30分早かった。せっかくなので図書館を見学。しばし休憩。小池滋、和久田康雄編『都市交通の世界史―出現するメトロポリスと鉄道網の拡大』悠書館2012を読んでみる。公共交通って世界各地、最初は人力か馬力なのだ。それが20世紀を境目にして電気に代わる。郊外という概念ができるのも公共交通ができてこそなわけだ。フィリップ・モリスの赤い家は郊外を象徴する家だけれど1860年イギリスには既に郊外があったということになる。世界最初に公共の都市交通が発達した国だからこそ。
4時から電気大修士の講評会。僕と藤原徹平さんがゲスト。それに常勤の山本圭介さん、松岡恭子さん、今川さん、非常勤の佐々木さん長友さん藤江さん。凄い布陣。
課題のやり方がまた考えられている。テーマは公開空地の備蓄。これを5週間松岡さんが全体を見て、次の5週長友さんがコンピューター3次元を教え、最後の5週藤江さんが原寸スケールを教えるというもの。正直言えば学生はそれについていけていないのだが、今日は4年生も見にきていたし、きっと来年からはよくなるはず。

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