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信大がんばれ

信州大学に残した修士2年生のゼミを東京でやった。彼らは僕の後任が決まっていないので心理学の先生や歴史の先生にお願いして面倒を見てもらっている。それなので修士設計をしたいという意志とは裏腹に、それぞれの研究室でのそれなりの論文を書くこととなり設計にはあまり力が入らない結果になっているようだ。しかし彼らは皆設計ができる学生なので少々残念ではある。残り1カ月だが是非頑張って欲しい。
その後信大2年生の住宅課題の講評会を行った。学内で行う講評会に飽き足らず僕に見て欲しいと言う連絡をもらったので東京に来るように促した。そうしたら10人以上の学生がやってきた。結構眼から鱗。教師冥利に尽きる。理科大ではゼミをやったって来ない学生が沢山いるのにこれだけ教えられることに飢えている学生がいると言うのが嬉しいい。
1人15分くらいかけて見て上げた。僕がいなくなってひどいことになっているのかなと悲観的に予測していたのだが、そうでもない。僕ができないようなことを誰かが教えているのだろうか?住宅の公共性をプログラムしている学生が多くいた。誰が教えたのか分からないが嬉しいことである。
終わって2年生+坂牛研のOBたちと九段下で飲んだ。僕がいるから信大に来たという2年生もいるようで、そう言う学生には申し訳ないと思った。でも僕の後任もくるだろうからいつまでもあきらめず建築を好きで続けて欲しいと心から思う。

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