ミドリ
朝一で東京駅の丸善へ。シャープペンの消しゴムを買おうと思ったのだが行ってみたら売りきれだった。もちろん本も買いたかったから別にいいのだが。
慣れた本屋はいい。どこに何があるか分かっているし、前に無かった本が何かもすぐわかる。加えてここは9時からやっていてその時間は他の客がいないのでカートを飛ばしてもぶつからない。今日は手に取る本全てが興味深く思える珍しい日だ。
東京駅から快速で西荻へ。敷地の周りを少し歩く。確かに敷地のある善福寺川のあたりは駅からかなり下がっている。そして敷地正面にある公園を散策。5メートル近い段差に作られた公園の緑は今時貴重である。
午後はひたすらスケッチ。さっきの緑はやはりいい。この緑がよくてこの土地にしたという施主の話を思い出す。テーマはミドリか??昔早坂さんの緑陰の家と言う軽井沢の別荘を見せてもらったのを思い出す。緑陰かあ、、、、あれほどの木ではないけれど、、、、日建時代結崎さんがグリーンタワーという20階建ての高層タワーを設計したのも頭を過る。敷地にミドリが多く残っていたからそうしたらしい。100メートルのビルが全部ミドリ色なんてそうは無いだろう、、、、、
先日来メールのやり取りをしているチリ大学の卒業生にメールの返信をする。名門チリ大学をかなりよい成績で卒業して春から働き始めた建築家の卵。外国で働いてみたいというメッセージを1週間前にいただいた。こんなメールは月に一度は来るのだが何時も忙しさにかまけてよく見ない。今回はしかし建築の良い学校であることと、たまさか開いたポートフォリオが面白かったのと、来春レクチャーに行く予定のチリであることと、何と言っても昨今ラテンアメリカに興味があるのですぐに返信してみた。「あなたのポートフォリオに興味あり」そうしたら丁寧な自己紹介が来て、何度かやり取りをしている。優秀であることはメールを読めばすぐに分かる。先ずは会って話をしてみたいのだが来春向こうで会って話をしてからでも遅くはないのではとメールしてみよう。