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裏表ないプレゼン

昼から親父の家打合せ。事務所に兄貴達来所。2案の模型を前に唸る。両案とも甲乙つけがたく面白くなりそうである。
一般に打合せで複数案をプレゼンするのは相手の意向を探る場合、片方を引き立て役としてもう片方を推す場合などである。つまり進むべき方向が見えておりそれに向かうためにそうすることが多い。しかしこのプロジェクトはどうもそういう戦略性を持ってやる気になれない。というか、戦略性なしにやれる相手である。そういうかけひき無しに、作ったそばから包み隠さずなんでも見せたいのである。相手を多少混乱させるかもしれないが、そんなざっくばらんなプロセスを踏んだ方がいいものができそうな気がしている。こういうことはあまりないのだが相手もそれを楽しんでくれているのでそうできる。なので考えが変われば前回と違うことも言うし打ち合わせ中でさえ前言撤回である。相手を説得するというより、自分を説得する打合せである。そのせいで今日も13時に始まり19時半までやっていた。それも僕の用事があったから。無ければもっとやっていたかもしれない?

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