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教育現場はブランドの格好の餌食

事務所に朝早く出かけたら偶然クライアントが車でやって来ていた。思わぬ来客。午前中にやろうと思っていたことができなくてがたがたとスケジュールがずれ込む。火曜日は夕方からゼミ。少し遅刻して大学へ。理科大1年生の僕には彼らの進捗が早いのか遅いのか直観的にはよく分からない。しかし一般にこういうものがスケジュールより早く進んでいるということはない。
そう言えば最近学生のcad図にこの図面はオートデスクの学生版で作図されたというようなことが印刷されている。Auto Cadが学生はとても安く購入できるのだがその代償として彼らはAuto Cadの宣伝マンにさせられている。
アメリカでは企業の学生支援=宣伝は日本の比ではない。ケンタッキー大学はナイキから年間2500万㌦の支援を何らかの形で受けていたそうだ。そしてその契約条項に「大学がナイキを非難・・・あるいはナイキ商品の促進にそぐわない行為が行われた場合にはこの支援を一方的に破棄する権利を持つ」という一文がある。
学生がナイキよりリーボックの方が優れたシューズであると言うような論文を科学的に立証したらそれを大学は受理するだろうか?それがナイキに知れたら年間20億近い支援が水の泡、、、になるかもしれないとするなら、、、、教授はそんな論文を書こうとする学生に「ちょっとテーマ変えたら」と言いかねない。
もしオートデスクが学生に是非このソフトを使わせてくださいと言ってAuto Cadを無償貸与してくれて他のソフトは使わないようにと言ってきたら大学はどう返答するのだろうか??専属契約を結ぶだろうか???。
ゼミ終わったら11時過ぎ。帰宅後昔なら何か食べてビールでも飲んでいたが夜は食べないことにした。ちょっとお腹が淋しいがシャワー浴びて即歯を磨いてしまうと何も食べられない。夕刊読んでお茶飲んですぐベッドへ行って面倒な本を読んでいると空腹でも寝られる。

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