世界語としての英語
朝一で古河へ。クライアントの部長さんと一対一の打ち合わせ。3時間半昼飯抜きで実に多くのことが打ち合わせで来た。もう一回こういう打ち合わせするかな。
2時ころ古河から上野へ。車内で記録を書いて事務所に送る。
行き帰りの電車でディビッド・ホン、ジャン=ポール・エリエール『世界のグロービッシュ』東洋経済新報社2011を読む。対訳がついているが英語で読む。世界語としての英語は今や英語をネイティブとしない国民によって多く話されている。例えばスペイン人が日本人にコミュニケーションをとろうとすれば8割がた英語を使うであろう。そこで使われる英語はもちろんネィティブイングリッシュではない。スペイン訛りと日本訛りのヘンな英語である。ドイツ人が中国人に話す英語だって同様である。国民の数だけ英語があると言ってもいい。そんな世界ではもはやネィティブイングリッシュにどれだけの意味があるかというのがフランス人著者たちの問いである。そして世界英語としてのglobishを考案した。1500語の単語。時制を単純化。イディオムを使わない。
確かにこの英文は十分深い内容を日本語のように読み進めることができる。イングリッシュネイティブにグロービッシュを書けと言えば困難かもしれないが、日本人に書けと言えば恐らく簡単に達成できるだろう。事務所に戻りさっきの記録の説明をしてから大学へ。コンペ打ち合わせ、そして製図のエスキス。