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原発・正力・CIA 結構驚きのお話である

事務所でスケッチ。150×150×6のカットTを@600で並べた天井の6ミリの小口を赤く塗ろうと思った。そのカットTがぶつかる壁に6ミリのすかし目地をつけて2階の床まで下ろす。このすかし目地の底も赤く塗る。あくまで底だけ。
夕方大学に来てコンペの状態を見る。少しずつ進んでいる。
夜研究室でCPUにソフトをインストールするのだがなかなかうまく入らない。アカデミックエディションは意地悪されているのだろうか?やたら時間がかかる。仕方なく積んであった新書を抜き取り読む。有馬哲夫『原発・正力・CIA』新潮新書2008。原爆を落としたアメリカはソ連が核を保持したことに脅威を覚え、原子力安全利用キャンペーンを張る。その一貫としてアジアに目を向け、日本には核と通信網を普及させたいと考えた。そんなアメリカと通信網を作りたく政治家として花をさせたい新聞屋正力松太郎の利害が一致する。その仲介にCIAが入り、新聞とテレビで核の安全利用の大キャンペーンをはった正力は見事新聞界から政界へ打って出た。絵にかいたような話だが、それを若くしてバックアップしたのが中曽根である。
そんな歴史を振り返ると、アメリカと結託し原子力を巧みに利用し最大の利益を得たのは自民党以外のなにものでもない。この事実に彼らは一言も無いのだろうか?

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