北欧の建築
事務所で仕事。午後研究室でコンペの打ち合わせ。徹夜組も結構いるようだ。大方の方向性を決める。6時からヨーロッパを旅行してきたO君のスライド会。バルセロナからフランス、イタリア、イギリス、デンマーク。行ったことのないデンマークには驚きが多い。ヘニング・ラーセンの建築は余り知らなかった。デンマーク王立アカデミーの施設の豊かさにもびっくり。日本はプアだよなあ。こんな状態だと何時まで経ってもヨーロッパに追いつけない。日本は国立の施設もひどいけれど私立は一段とひどい。そもそも教育に対する国の出費が少ないのだが私立大学に対する国の交付金は国立に比べて格段に少ない。先日読んだ『消える大学生き残る大学』の著者も、日本の学部大学生の6~7割が私立大学生である現実を踏まえれば私立大学への交付金は少なすぎると言っている。まったくそうである。そもそも教育は国がやることのはずである。