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日建の若い人と話す

朝から事務所で実施に入らんとするプロジェクトのスタディ。一日ゆっくりスケッチが描ける日があるというのが嬉しい。
夕方日建設計の若い人たちが4人来所。彼らが企画しているシンポジウムシリーズへの出席依頼。年に三回行うナイトフォーラムの最終回だそうだ。題して「建築家の与条件シリーズ」。第一回は『建築×女性』というタイトルで永山祐子さん他2名、二回目は『建築×人数』というタイトルで藤原徹平さん、亀井さん他2名、そして今回は『建築×系譜』ということで五十嵐淳さん、中川純さん、そして僕が呼ばれてなにやら自らの系譜と作品の関係を語らねばならないらしい。
4人の若い彼らにいろいろと調べ尽くされて質問されると少々気恥ずかしい。まあ恥ずかしくても自分のことを語るのはそんなに面倒臭いことではないし、正直にありのままを語ることはできる。しかし困るのは日建の若い人たちを相手に彼らを鼓舞する言葉を見つけるのに苦労する。日建の社会的な意義や、その強みを語ることはいくらでもできるのだが、そういうことにそれほど価値を感じていないからそこにいることを止めているのである。となると有能な彼らに何をお勧めしたらいいのか?何が言えるのか?少々不安になってしまう。

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