人は社会を変える力がある
午前中は書類書き。資料を掘り起こし10枚くらいをやっと書きあげる。午後事務所。模型見ながらスケッチ、、、、、、そろそろ大きな模型をいじりたいところである。
夜親父の本の残りを斜め読む。その昔聞かされていたさまざまな言葉が断片的に目に飛び込む。いろいろ書いてあるが、要は人は社会を変える力を持っているということに尽きるように感じた。その後、門脇厚司『社会力を育てる―新しい「学び」の構想』岩波新書2010を読む。著者は筑波大学名誉教授の教育学者である。日本の現在の教育が子供の社会における力を育んでいないことを嘆く。彼の提唱する教育は社会力をつけること。社会力とは社会性と似て非なる概念のようである。社会性とは社会に順応する性質であるが、社会力とは社会を変えていく力なのである。はて、先ほど読み終えた親父の書は煎じつめれば「人は社会を変える力がある」ということであった。門脇氏はその力をつけるのが教育だと言う。偶然二つの書が繋がった。確かに今、僕たちは与えられたレールの上を進むと思ってはいけない。自らの頭で考え自らの欲する社会を目指すことが必要なのである。それはテレビや本に書いてあることではない。自分の頭で考え抜いたものなのである。