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ハンス・ユルグ・ルッフのinterventionを日本に紹介したい

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●昨年出版されたハンス・ユルグ・ルッフの作品集タイトルはintervention(介入 )

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●挿入された新しい木の箱の中に作られたシャワー室

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●挿入された入れ子の箱

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●その箱の中が古い殻の向こうに見える

夕方理科大に行き4月からのスタジオの件で打ち合わせ。遅れてTNAの武井君がやって来て4月に行うレクチャーシンポジウムの打ち合わせ。
武井君はスイスで小さな迎賓館を設計している。その関係でスイスエンガディンの建築家ハンス・ユルグ・ルッフ(Hans Jorg Ruch)http://www.ruch-arch.ch/と知り合ったそうだ。ハンスは最近大部の作品集が出たが日本では未だあまり知られていない。僕はたまたま出入りの洋書屋さんの勧めで去年この作品集を買ってあっという間に魅了された。彼の建築はスイスの古い小屋をコンヴァージョンしたものが多い。そして古いものに手をつけるべきではないという理由から基本的には新たな箱を入れ子状に挿入する。そして自らのそうした方法をintervention(介入)と呼ぶのである。その新旧が対峙する空間の緊張感は身震いするほど美しい
というわけで武井君からハンスがやって来るので何かしませんかと言われた時に驚いた。今最も会ってみたい建築家と邂逅するチャンスが向こうからやってきたわけである。そこでいの一番にパリにいた山名さんに電話をして是非理科大で企画しましょうとお誘いして今日の打ち合わせとなった。4月29日というゴールデンウィークの始まりでしかも祝日だがレクチャーとシンポジウムをやることにした。4時からスタートだが興味のある人は是非ともご来場ください。理科大の神楽坂で行います。

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