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社会調査、生物多様性、免疫力

谷岡一郎『「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ 』文春新書2000を昨晩寝ながら読んだ。なるほどと思うことが多々あった。著者は名指しで新聞発表の社会調査のウソを指摘していく。普段何気なく信じているような記事がなるほど信用ならないことに気づかされる。続きを楽しみにしていたのだがその本をマンションに忘れて大学へ。研究室でM2の梗概をチェックして一人ずつ説明して返す。夕方のアサマで東京へ。車中、井田徹治『生物多様性とは何か』岩波新書2010を読む。この人ジャーナリストだけど文章が平坦で大学の報告書みたいである。生物多様性はとても重要な問題でありそうなことはよくわかるのだが、知らない生物名と巨大過ぎる数字に戸惑う。魚が取れなくなって打ちひしがれる漁民の悲哀なら切実は問題として響くのだが、、、、人間の問題にならないとなあ、、、、、想像力の欠如かもしれない。
東京駅で丸善によって久しぶりにゆっくり本を見る。宅配を頼み一冊だけ持ち帰り風呂につかりながら読む。安保徹『疲れない体をつくる免疫力』2010。およそすべての病気は交感神経と副交感神経のバランスが崩れた時に発生するというのが著者の主張。常に中庸がよく極端がいけないというものである。デザインと同じだ。

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