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熊野

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熊野本宮の八咫烏は日本サッカー協会のシンボルである

9時の飛行機で南紀白浜へ。また乗り遅れないように気張って早起きしたら7時半についてしまった。思わず朝御飯を食べてゲートで寝ないように本を読んでいたら香山先生がいらっしゃった。南紀白浜から事務所のスタッフの方の運転で世界遺産熊野本宮館へ1時間のドライブ。去年何としても熊野へと思い、しこたま本を読みいろいろ調べた挙句結局うまくスケジュールが組めずあきらめて伊勢に行った。1年越しの念願が叶った。敷地は前に写真で見ていたがこの迫力は本物を見ないと分からない。熊野川のとんでもない幅と対岸に迫る山並みには驚かされた。その山並みへ抜ける2棟に分割した配置。建物前面で来訪者を受け止める歩廊。8寸角の地元産の無垢柱。環境、計画、生産、施工、構造さまざまなことが一つに焦点を結んでいるように感じた。その後せっかく来たので本宮を拝みさらに熊野古道の王子の一つに車で連れて行ってもらい少し歩いてみた。山の冷たい空気の中に風の音が舞っていた。


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