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LとRの発音

今朝長野は大雨。傘をさしても少々濡れた。ヨーロッパから留学許可の朗報。めでたい。午前中ゼミ、講義。午後は後期後半課題の敷地見学。ここを見るのもこれが最後。傑作を作って欲しい。ちょっと早いが東京へ戻る。車中白井恭弘『外国語学習の科学』岩波新書2008を読む。この中に結構面白い実験結果が出ていた。日本人はLとRの発音差を聞き取れないとはよく言わる。聞き取れないからもちろん発音も使い分けられない。ところが、それは生まれつきではないらしい。成長の中でその差を無視することを学習してしまうのだそうだ。ある実験によると生後数カ月は日本人の赤ちゃんもLとRを聞き分けられ、その間に英語を聞かせておくと成長してもその差を認識できるようになる可能性があるとのこと。これはもちろんいろいろな場合に通用する。アメリカ人の赤ちゃんに中国語を聞かせておくと米語にない中国語の発音が上手になるという実験結果もあるそうだ。考えてみれば確かにそんなことは後天的なものであろうことは想像に難くない。もう少し早くこのことを知っていたら自分の子供に試しみたのだが、、、、、

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